2018年3月16日

中国鉄鋼企業の価格政策、統一性欠く 米保護貿易で不安定に

 鋼材市況の乱高下を受け、中国鉄鋼企業の販売価格政策が統一性を欠くようになってきた。民営最大手の沙鋼集団は1日に異形棒鋼価格を大幅に上げた直後に市況が急落したため、先行的に輸出価格を下げ、国内向けも調整する見込み。国有大手の宝山鋼鉄は4月積み鋼板価格を上げ強気を保つ。春の需要期を迎え、環境対策上の鉄鋼減産を継続する地域があり需給は締まるが、米国発信の保護貿易が市場の方向性を不安定にしている。







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