2019年5月23日

欧米向け方向性電磁鋼板 高炉、値上げ姿勢維持

 高炉メーカーは欧米の大手重電・トランスコアメーカーとの間で進める今年下期(7月―12月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談を近く本格化する。現状は環境認識などの情報交換が中心なようだが、高炉側は地域別に需要の強弱がある「はこう性」を認めつつも、2021年にも始まる欧州の環境規制強化などで鉄損が少ない高効率品の需要が高まるとみて、現状に比べ50―150ドルの値上げを打ち出す姿勢だ。米中貿易摩擦の激化などで需要家側には様子見姿勢も見られ、交渉は長期化する可能性もある。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more