2018年11月27日

欧米向け方向性電磁鋼板 高炉、値上げ打ち出す

 高炉メーカーと欧米の大手重電・トランスコアメーカーとの間の来年上期(1―6月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談がスタートした。薄手材などの高効率品を中心に需給タイト化が続くものの、通商問題のリスクを抱えながらCGOの汎用品では一部中国ミルの値下げが見られ、方向感がつかみにくい市場実態にある。日本ミルは「ハイグレード化」をにらみ、エキストラ改定を含め100ドル程度を視野に入れた値上げを打ち出したもようだが、需要家の経済環境や通商施策を踏まえた地域環境の2軸を交えながら、今後、議論・攻防が本格化していく。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more