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2000.09.18
1. 三協アルミ・川村社長 ビル建材事業を再構築
2. 台湾・高雄アルミがマグネダイカスト事業へ参入
3. 電子材料事業好調で経常予想を上方修正 三井金属
4. 大商取がアルミセミナー 当業者の参加を呼びかけ
2. 台湾・高雄アルミがマグネダイカスト事業へ参入
3. 電子材料事業好調で経常予想を上方修正 三井金属
4. 大商取がアルミセミナー 当業者の参加を呼びかけ
三
協アルミニウム工業の川村人志社長は前週13日、社長就任後初の記者会見を行った。このなかで、川村社長は当面の課題として(1)ビル建材事業の再構築(2)購買機能強化(3)商品効率向上―の3点を掲げ、それぞれ具体的に対応することにより、収益改善とコスト削減を図る方針を表明した。特に立て直しが急務のビル建材事業に全力を挙げ、住宅建材も含めた営業・販売の強化に注力する考え。また、商品効率化については商品点数30%削減に向け努力する一方、立山アルミと低頻度出荷品7―8点で相互供給(OEM)を実施。これら立山アルミを中心とした他社との製造・物流面における提携については、今後さらに進めていきたいとしている。
台
湾の大手アルミ二次合金メーカー、高雄アルミニウム(高■※金属、高雄市、王振隆社長)はマグネシウムダイカスト事業に本格参入する。年内にも子会社の高雄マグテック(高晟科技、高雄県、周俊峰社長)の第2工場が完成し、ノートパソコンの筐体で月間約50万個生産できる体制を整える。台湾はノートパソコンの生産シェアが世界一で、将来の需要拡大が期待できるマグネシウムダイカスト事業に布石を打つ考え。
高雄マグテックは日本の大手マグネシウムダイカストメーカーである日金マグキャスト(北九州市、相良浩二郎社長)と技術提携を結んでおり、第1工場にダイカストマシン6台を導入し、試験操業を続けてきた。このほど第2工場にも新たにマシンを6台設置、年内にも商業生産を開始する。
導入したダイカストマシンはすべてホットチャンバーで、能力は350トンと600トン。イタリアのイドラ社や日本の篠塚製作所、宇部興産などから購入した。マグネシウム事業への総投資額は8億台湾ドル(約28億円)に達する。
高雄アルミは84年創業のアルミ二次合金メーカーで、現在の生産量は月間約4000トン。約80%を台湾国内向けに販売している。
ここ数年は、原料や人件費などのコストが上昇しているうえ、日本向けの輸出価格が低迷していることから、新規事業の柱として台湾で成長著しいマグネシウムダイカストに着目。日本の大手メーカーである日金マグキャストと組むことで、技術的な問題をクリアできるほか、原料のマグネシウム合金地金も全量、西側標準であるノルスク・ハイドロ(ノルウェー)から輸入するなど課題となる品質に最大の注意を払ってきた。
王社長はマグネシウム事業への参入理由について、「アルミ二次合金という伝統的な産業よりもパソコンなどハイテク分野のほうが利益率が高い」と述べた。さらに「第2工場が完成すれば月間50万個の量産体制が整う。将来的にはダイカストマシンの保有台数を16台まで引き上げたい」との方針を示した。
※は金へんに呂
高雄マグテックは日本の大手マグネシウムダイカストメーカーである日金マグキャスト(北九州市、相良浩二郎社長)と技術提携を結んでおり、第1工場にダイカストマシン6台を導入し、試験操業を続けてきた。このほど第2工場にも新たにマシンを6台設置、年内にも商業生産を開始する。
導入したダイカストマシンはすべてホットチャンバーで、能力は350トンと600トン。イタリアのイドラ社や日本の篠塚製作所、宇部興産などから購入した。マグネシウム事業への総投資額は8億台湾ドル(約28億円)に達する。
高雄アルミは84年創業のアルミ二次合金メーカーで、現在の生産量は月間約4000トン。約80%を台湾国内向けに販売している。
ここ数年は、原料や人件費などのコストが上昇しているうえ、日本向けの輸出価格が低迷していることから、新規事業の柱として台湾で成長著しいマグネシウムダイカストに着目。日本の大手メーカーである日金マグキャストと組むことで、技術的な問題をクリアできるほか、原料のマグネシウム合金地金も全量、西側標準であるノルスク・ハイドロ(ノルウェー)から輸入するなど課題となる品質に最大の注意を払ってきた。
王社長はマグネシウム事業への参入理由について、「アルミ二次合金という伝統的な産業よりもパソコンなどハイテク分野のほうが利益率が高い」と述べた。さらに「第2工場が完成すれば月間50万個の量産体制が整う。将来的にはダイカストマシンの保有台数を16台まで引き上げたい」との方針を示した。
※は金へんに呂
三
井金属は今期連結決算見通しを上方修正し、経常利益で350億円(6月予想300億円)としたが、増額された50億円のうち、45億円程度が電子材の利益拡大によるものとなっている。今期の電子材の経常利益は175億円程度になると推定され、全体の経常利益の50%を稼ぎ出すと予想される。
同社が上方修正した連結決算の見通しは、売上高4140億円(前期3947億円)、経常利益350億円(同278億円)、純利益150億円(142億円)と、増収増益になっている。
前期の中間素材(電子材が大半)の営業利益は212億円で、全体の営業利益の60%を占めている。経常利益でみると電子材だけでは100億円程度の利益が出たと推定される。
今期の当初見通しでは、経常利益は22億円増の300億円としていた。この経常利益増は電子材で、当初見通しの電子材の経常利益は130億円ほどとみられる。
これに、このたびの上方修正による45億円の利益増が加算されて、今期の電子材の経常利益見通しは175億円程度と、全体の50%に達する。
同社の電子材料は軒並み好調。銅箔が最大の稼ぎ頭で、TAB、電解二酸化マンガン、電池用亜鉛粉、薄膜材料、レアアース酸化物、水素吸蔵合金、酸化カドミウムも好調である。
これら電子材の増強については、国内外において増強の計画を進めており、海外では中国、台湾、東南アジアとアジア地区を中心に積極的な投資を行う方向にある。
同社が上方修正した連結決算の見通しは、売上高4140億円(前期3947億円)、経常利益350億円(同278億円)、純利益150億円(142億円)と、増収増益になっている。
前期の中間素材(電子材が大半)の営業利益は212億円で、全体の営業利益の60%を占めている。経常利益でみると電子材だけでは100億円程度の利益が出たと推定される。
今期の当初見通しでは、経常利益は22億円増の300億円としていた。この経常利益増は電子材で、当初見通しの電子材の経常利益は130億円ほどとみられる。
これに、このたびの上方修正による45億円の利益増が加算されて、今期の電子材の経常利益見通しは175億円程度と、全体の50%に達する。
同社の電子材料は軒並み好調。銅箔が最大の稼ぎ頭で、TAB、電解二酸化マンガン、電池用亜鉛粉、薄膜材料、レアアース酸化物、水素吸蔵合金、酸化カドミウムも好調である。
これら電子材の増強については、国内外において増強の計画を進めており、海外では中国、台湾、東南アジアとアジア地区を中心に積極的な投資を行う方向にある。
大
阪商品取引所(村田文男理事長)は、13日午後5時から「帝国ホテル大阪4階牡丹の間」で当業者、受託会員約50人を招きアルミニウムセミナーを開催した。
はじめに、村田文男・大阪商品取引所理事長が、「平成9年10月の試験上場以来3年が経過し、当取引所のアルミニウム取引も順調な成長を遂げ、今年10月には本上場を予定している。今年1―8月期の出来高は昨年の3分の2程度とやや減少に転じているが、この要因はガソリン、灯油など新商品の上場や市況低落もさることながら、当業者の市場参加が少ないことに起因しているとみられる。アルミ市場は当業者の方にも安心して使ってもらえる市場なので、このセミナー開催を機に当業者の方の参加をお願いしたい」と呼びかけた。
また、竹内正明アルミニウム市場管理委員会委員長は、「アルミ市場では当業者と取引委員の双方とも利益を上げるまでには非常に時間がかかるだろう。今回のセミナーでは、双方が歩み寄るために初の顔合わせを目的として行った」とあいさつを述べた。
この後(1)アルミニウム市場の動向(講師=豊田通商非鉄金属部アルミ新地金グループ・山岸直人課長)(2)商品取引所の機能(同=大阪商品取引所・大川和雄常務理事)(3)当業者の商品取引所利用(同=萬成プライムキャピタル証券株式会社事業部・猪尾善彦石油プロジェクトチームマネージャー)(4)質疑応答――などが行われた。セミナー終了後は場所を「芙蓉の間」に移し、和気あいあいのうちに立食懇談会が行われた。
はじめに、村田文男・大阪商品取引所理事長が、「平成9年10月の試験上場以来3年が経過し、当取引所のアルミニウム取引も順調な成長を遂げ、今年10月には本上場を予定している。今年1―8月期の出来高は昨年の3分の2程度とやや減少に転じているが、この要因はガソリン、灯油など新商品の上場や市況低落もさることながら、当業者の市場参加が少ないことに起因しているとみられる。アルミ市場は当業者の方にも安心して使ってもらえる市場なので、このセミナー開催を機に当業者の方の参加をお願いしたい」と呼びかけた。
また、竹内正明アルミニウム市場管理委員会委員長は、「アルミ市場では当業者と取引委員の双方とも利益を上げるまでには非常に時間がかかるだろう。今回のセミナーでは、双方が歩み寄るために初の顔合わせを目的として行った」とあいさつを述べた。
この後(1)アルミニウム市場の動向(講師=豊田通商非鉄金属部アルミ新地金グループ・山岸直人課長)(2)商品取引所の機能(同=大阪商品取引所・大川和雄常務理事)(3)当業者の商品取引所利用(同=萬成プライムキャピタル証券株式会社事業部・猪尾善彦石油プロジェクトチームマネージャー)(4)質疑応答――などが行われた。セミナー終了後は場所を「芙蓉の間」に移し、和気あいあいのうちに立食懇談会が行われた。