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2001.09.20
1. 東邦亜鉛、非製錬事業を拡充―青木社長
2. シンシロケーブル 12月から生産を開始
3. 亜鉛建値3000円引き下げ13万6000円に改定
4. ランガサイト4インチウエハー量産 三菱マテ
5. 4種容器自動分別回収機を開発 和歌山の樋口氏
2. シンシロケーブル 12月から生産を開始
3. 亜鉛建値3000円引き下げ13万6000円に改定
4. ランガサイト4インチウエハー量産 三菱マテ
5. 4種容器自動分別回収機を開発 和歌山の樋口氏
東
邦亜鉛(青木矗社長)は厳しさを増す経営環境に対応して、亜鉛・鉛製錬事業のコスト削減と競争力の強化に注力するとともに、世界トップシェアを持つ高純度電解鉄をベースとした高付加価値品の開発・拡販など新製品分野の拡充を図る。一連の取り組みを通して、現行中期経営計画とその先の「長期ビジョン」の達成に向けた事業展開に取り組む。青木社長が18日、当面の経営方針を明らかにした。
フ
ジクラグループ・西日本電線の100%子会社である(株)シンシロケーブル(愛知県新城市、資本金4億8000万円、佐野英雄社長)が、当初予定通り12月から本格生産を開始する。同社は、フジクラグループにおける建設電販分野での競争力強化の一環として4月に設立構想が発表され、7月3日に発足した。
三
井金属は19日、亜鉛建値をトン当たり3000円下げ、13万6000円に改定すると発表した。9月の平均建値は13万9200円。95年10月24―31日の13万6000円と並ぶ安値となった。13日入電のLMEセツルメントは807ドルで、円換算9万5428円、関税4300円を加えると9万9728円、諸掛かりを3万6272円とみている。これに伴い、ダイカスト用亜鉛合金販価も3000円下げて、ZAC1=17万4000円、ZAC2=18万4000円、ZAS3=19万4000円。
三
菱マテリアルの先端製品カンパニーは19日、SAWフィルタ(次世代携帯電話用弾性表面波フィルタ)材料として注目されているランガサイト単結晶で、4インチウエハーの量産化と世界初のY54方位(ウエハーをほぼ垂直に切り出せる方向)の育成にも成功したと発表した。今後は、02年から月産約500枚の生産体制を確立し、夏場をメドに月産1000枚体制を目指す。
ランガサイトは、ランタン、ガリウム、シリコンを成分とする圧電材料。温度安定性や音響特性に優れ、10月からサービスが開始される次世代携帯電話通信システムであるW―CDMA(ワイドバンドCDMA)の基地局や携帯端末向け材料として期待されている。
ランガサイトは、ランタン、ガリウム、シリコンを成分とする圧電材料。温度安定性や音響特性に優れ、10月からサービスが開始される次世代携帯電話通信システムであるW―CDMA(ワイドバンドCDMA)の基地局や携帯端末向け材料として期待されている。
飲
料用容器のアルミ缶、スチール缶、ペットボトル、ガラス瓶を自動分別する小型自動分別機の商品化の見通しが出てきた。これは、和歌山県に在住の会社員・樋口明氏が6年前から開発を続けているもの。樋口氏は電子センサーを利用したタイプを既に開発したが、最新のものは無動力タイプのもの。上部にある投入口に容器を入れると、内蔵してある傾斜のついた板の上を滑り落ちる間に分別される仕組みになっている。板には容器が下に落ち込むための穴が開けられており、まず、重量の一番重いガラス瓶が穴の上に張られたスプリングに引っかかりより分けられる。次の穴に貼られた磁石でスチール缶とアルミ缶を分別する。最も軽いペットボトルは投入口に投げ入れた勢いで自然により分けられるようになっている。