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2002.01.24
1. キャピラリーチューブ大手の川村精管が自己破産
2. 非鉄業界 世界的需要不足で円安効果かすむ
3. 東京伸銅品商組MR委員会 今年中国シフト加速
4. 非鉄10月アルミ建設向け出荷は5カ月連続減少
2. 非鉄業界 世界的需要不足で円安効果かすむ
3. 東京伸銅品商組MR委員会 今年中国シフト加速
4. 非鉄10月アルミ建設向け出荷は5カ月連続減少
キ
ャピラリーチューブ(精密毛細管)の大手、川村精管工業(本社=東京都中野区若宮、川村太洋社長)は22日、東京地方裁判所に自己破産申請を申し立てた。東京商工リサーチによると、負債総額は33億6300万円。
川村精管は日本特殊管製作所に次ぐ第2位の精密毛細管大手メーカー。1929年に精密毛細管の国産化に成功し創業。保谷工場(東京都保谷市)を製造拠点に、神戸製鋼所などから素管を購入して機械、工業機器、家庭電器、自動機器向けなどの毛細管とパイプ加工品の製造・販売に強みを持っていた。
川村精管は日本特殊管製作所に次ぐ第2位の精密毛細管大手メーカー。1929年に精密毛細管の国産化に成功し創業。保谷工場(東京都保谷市)を製造拠点に、神戸製鋼所などから素管を購入して機械、工業機器、家庭電器、自動機器向けなどの毛細管とパイプ加工品の製造・販売に強みを持っていた。
非
鉄業界では、前年末から急速に進んできた円安傾向が、下期業績改善に向けて十分にその効果が十分に発揮されそうにないことが指摘されている。世界的な需要不足の前に円安効果がかすんでいる格好だ。
円は、前年10月のTTS1ドル=120円ギワから現在の134円台(23日=TTSベース)まで約10%弱含んでいる。
製錬、電線など非鉄メーカーにおける予算策定上の為替レートは、通年を含め1ドル=120円あたりに設定しているケースが多く、9月中間期決算以降、見直したところでも125円前後が大半。
円は、前年10月のTTS1ドル=120円ギワから現在の134円台(23日=TTSベース)まで約10%弱含んでいる。
製錬、電線など非鉄メーカーにおける予算策定上の為替レートは、通年を含め1ドル=120円あたりに設定しているケースが多く、9月中間期決算以降、見直したところでも125円前後が大半。
東
京都伸銅品商業組合(村田謹一郎理事長)のMR委員会(委員長=谷川則行・同朋金属工業取締役)は22日記者会見し、この中で同委員長は「昨年は中国が『製造立国』として騒がれたが、今年は本格的な中国シフトが加速すると思われる。また、これに伴う国内産業の空洞化(製造力の低下)が進み、生産量も減少すると予想している」「12月は稼働日数が少ないこともあり、生産は低位横ばい状態が続いている。年明けから実質10日強を経て立ち上がりの兆しがあるかと思われたが、今のところ大きな変化は見られない」と語った。
日
本アルミニウム協会がまとめた10月の建設部門向けアルミ圧延品出荷は、前年同月比12・4%減の6万5094トンとなり、5カ月連続でマイナスとなった。
主力であるサッシの落ち込みが大きいため、前月同様2カ月続けて2ケタの落ち込みを記録している。
なお、内訳を見ると、サッシ・ドアは4万6026トン(同14・3%減)、内外装材その他が1万9068トン(同7・7%減)で、建設需要の低迷が続いている。
主力であるサッシの落ち込みが大きいため、前月同様2カ月続けて2ケタの落ち込みを記録している。
なお、内訳を見ると、サッシ・ドアは4万6026トン(同14・3%減)、内外装材その他が1万9068トン(同7・7%減)で、建設需要の低迷が続いている。