2002年7月18日
 住友金属鉱山、三井物産、日商岩井の3社は17日、リオツバ・ニッケル・マイニング(RTN)と共同で、フィリピンにおけるニッケル製錬プロジェクトの合弁契約を締結したと発表した。現地に新会社を設立し、約1・7億米ドルをかけてリオツバ鉱山の隣接地に製錬プラントを建設、2004年夏をメドに生産を開始する。生産するのは中間品のニッケル・コバルト混合硫化物で、ニッケル量は年間約1万トン、コバルトは約700トンで、操業期間は20年を予定している。

 オムロンはこのほど、光部品の機能を1枚の基板上に集積した光通信用光導波路チップ5種を開発したと発表した。「スピカ(SPICA)」という複製光導波路技術を使用し組立時間や部品点数を大幅に削減したことで、低コストでの大量生産を可能にした。これにより光通信の一般家庭への拡大が期待されている。

 古河機械金属は17日、日立建機と欧州に合弁会社を設立したと発表した。古河機械は日立建機に対してホイールローダの製造技術を提供する。

 合弁会社は「ヒタチ―フルカワ・ローダーズ・ヨーロッパSAS」(フランス・ジナス市)。両社は古河機械の子会社であるフルカワ・ローダーズSASに増資を行い、新会社の資本金は5万ユーロから600万ユーロに増加した。