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2002年8月21日
北米通信市場停滞の長期化が国内電線メーカーの今期上半期業績にカゲを落としている。住友電工は19日、02年9月中間期の連結業績予想下方修正とリストラ追加策を発表した。大手では古河電工、日立電線に次ぐもので、同日大阪本社で会見した岡山紀男社長は「向こう3年は需要環境が厳しいと覚悟しながら収益力の向上をめざす」として、改めて構造改革に対する決意を表明するとともに、電子ワイヤ事業部門など残された再編メニュー完遂の方針も明らかにした。
大阪商品取引所(OME)は、19日開催した理事会で、9月2日から試験上場を開始するニッケル市場の一般(当業者)会員15社の加入を承認した。あわせてニッケル市場管理委員会、同品質委員会の設置を承認。市場管理委員会委員長に高橋正光・朝日ユニバーサル社長を選出した。
全国軽金属商協会が20日発表した7月末の軽圧品相場アンケート集計結果によると、東京・大阪・中部の3地区で全品種とも前月比横ばいとなった。
こうした結果について、市場調査委員長の伊藤喬・萬世興業取締役は「軽圧メーカー各社ではフル操業が続き、缶材、箔地が好調に推移している。また、押出は自動車関連、OA関係のドラムを除いて全体的に低調だ。地金市況が軟調傾向にあるが、市中価格が横ばいにとどまったのは、一部メーカーの値上げ発表が多少影響しているためではないか」との認識を示した。
こうした結果について、市場調査委員長の伊藤喬・萬世興業取締役は「軽圧メーカー各社ではフル操業が続き、缶材、箔地が好調に推移している。また、押出は自動車関連、OA関係のドラムを除いて全体的に低調だ。地金市況が軟調傾向にあるが、市中価格が横ばいにとどまったのは、一部メーカーの値上げ発表が多少影響しているためではないか」との認識を示した。