|
2002年9月10日
同和鉱業グループの小坂製錬(秋田県鹿角郡小坂町)は今下期、金属・蒸気回収炉の本格操業に入る。独自開発した独立型流動床炉で、4月に産廃処理の認可を受けた後、商業ベースでの稼働をにらんだ実証試験を繰り返してきたが、シュレッダー業者への説明会も経て、すでに市中からのシュレッダーダストを受け入れており、初年度は4万トン規模の処理をめざす。シュレーダーダストの集荷範囲は関東以北で、現在10社からの受け入れ態勢を構築済み。
YKKは、今回で3回目となる「YKKグループ環境報告書2002」を発行した。それによると、01年度(01年4月―02年3月)環境会計結果は、環境保全コストとして設備投資5億9200万円(対前年度比55・9%減)、経費33億1700万円(同17・7%減)となった。また、環境ISO(ISO14001)の認証取得については、03年度末までに世界の主要拠点で完了し、国内の統合認証も取得していく方針だ。
大手バッテリーメーカーのYUASA(本社=高槻市古曽部町、大坪愛雄社長)は6日開催された取締役会において、同社の膜システム事業部門を会社分割し、新設の株式会社ユアサメンブレンシステムに継承することを決定した。分割期日および分割登記日は10月1日。