2002年11月01日
 日本アルミニウム合金協会が31日に発表した本年度上半期(4―9月)のアルミ二次合金・合金地金需給実績によると、自動車関連部品需要が堅調で、出荷は47万6595トンと前年同期比3・3%増となり、上半期としては3年連続の増加となった。生産も好調で47万2921トンと同3・4%増だった。

 日本アルミニウム合金協会は31日、9月のアルミ二次地金・合金地金需給実績を発表した。それによると、自動車生産の好調さを背景に出荷量は8万1813トンと前年同月比5・1%増となり、8カ月連続のプラスとなった。生産も8万47トンと同3・3%増と、2カ月ぶりの増加に転じた。

 三菱マテリアルは31日、取締役会において、北海道放送と同社の共同出資会社であるテイネオリンピア(非連結関連会社)の株式を加森観光(株)に譲渡することを決議したと発表した。

 テイネオリンピアは、昭和40年北海道放送と同社が中心となって設立し、冬季五輪札幌大会の舞台にもなった手稲山において、ゴルフ場、スキー場、遊園地など各種レジャー施設の運営を行ってきたが、ゴルフおよびスキー人口の減少と不況の影響により、テイネオリンピア単独での事業展開に限界があると判断。道内レジャー産業最大手の加森観光に保有する株式を譲渡することにした。