2003年01月14日
 電線メーカー各社は、供給過剰を背景に市況下落が深刻化している中国での光ファイバー事業を相次ぎテコ入れする。生産販売の集約化、現地資材調達比率引き上げ、市場に合わせた生産態勢の変更――などが柱となる。

 フジクラは、中国内で収益性強化を重点に置いた生産供給ネットワークを構築する。ファイバー供給、ケーブル製品出荷の工程について、現地関連拠点の中で、品質を維持しながらコスト面で最適な態勢を確立させ、市況回復途上においても利益を確保していく。

 他社の事業強化策としては、現地資材調達率をここ数カ月内に大幅に引き上げ、コスト20%削減をめざすケースもある。

 品質面の問題から、従来は母材の現地調達がハードルだったが、現地メーカーの「実力」進展については、大手電線メーカーの役員クラスが認める段階にあり、購買方針として踏み切るメーカーも出てくる模様だ。

 さらに、本体とグループ会社が並行して現地で生産販売するケースが珍しくないが、この窓口統合に本年の早い段階で踏み切るメーカーもある。

 経済産業省が02年末に発表した非鉄金属生産速報によると、銅・鉛・亜鉛のベースメタルは、いずれも前月比で生産増となった。出荷は亜鉛を筆頭にいずれも同2ケタ減となり、しばらく続いてきた国内需給タイトに変化が出てきたのか、今後の動向が見守られる。ほかに、光ファイバー製品が前月比で生産・出荷ともに10%強伸び、需要が立ち上がってきたことを示した。

 ろう付けメーカーの東京ブレイズ(本社=東京都世田谷区南烏山3―23―10、松忠男社長)はこのほど、米熱交換器メーカーとの間で、同社が開発したチタン製熱交換器の代理店契約を結んだ。契約は今年から3年間で、合計7200台を納入する計画。これに伴い、埼玉県志木市の工場に導入した大型三室式真空炉を本格稼働させたほか、国内販売も開始した。