2003年03月03日
 米ハネウェルはこのほど、日本のスパッタリングターゲット材の生産拠点である直江津工場(新潟県)を9月に閉鎖することを決めた。同社は昨年12月に英ロンドン工場も閉鎖しており、ターゲット材の生産は事実上、米国拠点に集約されることになった。余剰設備を抱えるワシントン州のスポケン工場に生産を全面移管し、ターゲットを含めた半導体材料事業の再構築を図る。

 蝶理はこのほど、機械・金属・資源事業部門のマテリアルBUを分社化したと発表した。中国やロシア、中央アジアに特化したレアメタルなど新素材を専門的に扱う。1日に営業を開始した。

 新会社は「蝶理アドバンストマテリアル」。チタンやマグネシウム事業を安定維持領域に、レアメタルやレアアース事業は強化拡大領域として取り組んでいく方針。また、新規開発領域としては、原材料の取り扱いだけでなく加工や製品化による高収益事業を展開する。

 フジメタル工業は28日、3月前半積み減摩合金第1―7種販価を2月後半積み比5―10円引き上げた。原料購入価格が主原料の錫で10円値上がりしたため。