2003年03月10日
銅合金業界全体で現在、取り組みが急がれている大きなテーマの一つに鉛レス対応がある。製品に対する信頼性や安定供給態勢基盤をより強固なものにするためにも「業界標準」の確立が求められている。このほど、銅合金連鋳メーカー最大手の上越マテリアル(本社=新潟県上越市、山本秀樹社長)は、同社が取得している英国ヨークシャーフィッティング社(IMI社から分離)の鉛レス銅合金(商品名=ジョイアロイ)の材料特許を4月1日以降、無条件で日本国内メーカーに公開することを決めた。今回の措置により、他社でも自由に同特許を使って国内で製造販売することが可能となり、普及が加速することが期待される。

昭和電工グループのアルミ二次合金メーカー、昭和軽合金(本社=千葉県市原市、塚原洋輝社長)は、ダイカスト向けアルミ二次合金の原料に新地金の利用を始めた。アルミスクラップ高を回避するために行われもので、新地金の使用量は総集荷原料中の10%に相当している。二次合金向けに新地金が利用されるのはまれで、こうした動きは二次合金業界全体に広がっている。 同社は03年の年明けからアルミスクラップの購入量を減少させ、その代替として新地金の使用を開始した。アルミスクラップを歩留まり換算した場合、新地金価格に割安感が台頭する事態が昨年末から一時的に発生。同社は目下、使用原料の見直しを進めている。

金属鉱業事業団と在日モンゴル大使館は既報の通り、先週「モンゴル国鉱業投資セミナー」を盛況のもと開催したが、講演を行ったオチルフ国会経済委員長、エルデネ産業貿易省副大臣、バサンドルジ地質研究所長ら同国ミッションはモンゴルの鉱物資源の有望性を強調した。

 モンゴルは非鉄鉱物資源では銅、モリブデンの生産・輸出国で、工業原料鉱物では蛍石(フッ化カルシウム)の主要生産国でもあり、金、タングステン、モリブデンなどの鉱床も確認されている。

 01年の銅鉱石生産量は世界の1・1%を占め13位、蛍石は4・0%で4位、モリブデンは1・1%で10位、タングステンは0・14%で9位、金は0・5%で9位を占めている。