2003年04月15日
 本年明け以降からロシアがニッケルの輸出に動いていることが明らかとなり、国際需給や相場展開に影響を与えていくことが懸念され始めた。ステンレス向け需要堅調から需給引き締まり、相場上昇の構図が固まってきたと指摘され、そのなかでイラク戦争短期終結見通しという好材料も出てきた感があったものの、成り行き次第では不透明ムードが台頭してくることも懸念されている。

 ロシア国家税関委員会は先週末、03年1―2月のニッケル輸出が大幅増となったことを発表した。先行してノリルスク・ニッケル社が銀行融資の担保として昨年前半以来凍結在庫していた6万トンのうち、ローン契約を解除して第一段階で1万8000トンを放出しているが、さらに同規模の在庫も新たに担保解除して売却する方針が伝えられている。

 日本アルミナ加工(本社=京都市中京区、桐畑卓始社長、資本金1000万円)は14日、アルミニウム合金の表面に特殊な加工を施しステンレスの2倍の耐磨耗強度、銅と同等の熱伝導性、セラミックスと同等の遠赤外線効果を発揮させる技術の開発に成功したと発表した。この技術は、開発者の三谷稔会長の名前から「ミタニライト」と命名し、特殊な添加剤に合成樹脂を含む電解液を用いることで、アルミに強靭な酸化皮膜を形成。同技術の主な用途としては、精密機械や自動車、医薬品・化粧品製造機械など、幅広い分野で利用されるものと見られる。

 三井金属は14日、4月積み亜鉛建値をトン当たり3000円引き上げて13万5000円に改定すると発表した。

 今回の措置により、月間平均建値は、1600円値上がりした。

 海外亜鉛相場安定推移と、一時的比べて円安水準にあることを受けたもの。