2003年05月07日
 国内銅原料業界では、非鉄素材産業への高品位再生原料の安定供給という役割を担うなか、製造業の空洞化、中国向け輸出急増、銅合金の鉛レス化、相次ぐ新合金開発――といった大きな「構造変化」に見舞われている。原料ユーザー側でもこうした環境の激変ぶりに懸念を強め、関係者間における情報交換、協議の必要性が指摘され、今後、段階的に相互交流が進められていく見込みだ。

 被覆電線スクラップからの銅分回収を手掛ける銅ナゲット産業では、業界団体である電線リサイクル協議会(事務局=東京、加盟22社)が今月下旬、伸銅メーカーが加盟する日本伸銅協会(約35社)の原料委員会に参加し、ナゲット生産者側としてユーザー側と現況について話し合う予定だ。

 日鉱金属は6日、5月積み銅建値をトン当たり23万円で据え置いた。4月は23万円で月中改定がなかったため、月間平均建値も同値で変動なし。

 国内建値の指標となる海外銅相場は、国内GW(ゴールデンウイーク)中、LMEセツルメント・ベースで1600ドルを挟み、小幅で頭重い展開となった。連休明けも4月明け以来の円高となったものの、輸入採算値(諸掛かり費用含む)は22万円台後半の水準を維持、今回の横ばい措置につながった。

 スカイアルミプロダクツ(木香二郎社長)は、今期中に新規商品を順次投入し、売上高アップと収益改善を図っていく考えだ。

 同社が今夏前にも販売を予定しているのが、高集積、高密度のヒートシンク「レブシンク」。ピッチが非常に狭く、放熱効果が高いのが特長だ。電機メーカーや電子機器関連ユーザーへの販売を図っていく。