2003年06月04日
 日本アルミニウム協会は3日、02年度のアルミ地金・同製品需要実績を発表した。それによると、アルミ総需要は、対前年度比6・0%増の403万323トンで、2年ぶりに400万トンを回復した。IT関連の復調や、自動車向け需要が好調に推移したことを受け、全体の数量を押し上げた。

 需要分野別に見ると、食料品、土木建築が落ち込んだものの、主力の輸送や金属製品などが底堅く推移。内需が好調だったことに加え、輸出も2ケタ増を記録した。

 LMEニッケル相場が大手製錬での労使交渉決裂から急騰している。3日入電では、先週末から約4%上昇して3年ぶりの高値9275ドル(セツルメント)を付けた。従来から国際需給引き締まりを受けて上伸余地が指摘されてきたが、アナリスト筋では1万ドル突破との見方も出てきた。

 二次合金の添加剤として使用される中国産金属ケイ素553のオファー価格が依然として割高なままだ。足元では930ドル(C&FJAPAN)と年内の最高値となった960ドルから下落したが、年初の820ドル前後からは約10%強高いままだ。二次合金メーカーは製錬コストの上昇につながるとみて、採算悪化を懸念している。