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2003年06月13日
住友金属鉱山は12日、酸化アンチモン事業から撤退すると発表した。このほど、国内トップメーカーの日本精鉱に同事業を営業譲渡することで基本合意に達したもの。日本市場では中国を中心とする海外からの低価格品の流入や、ユーザーの海外シフトの影響などから厳しい事業環境が続いている。このため、住友鉱山は撤退により経営資源の重点配分を進め、日本精鉱は事業基盤の強化を図る。
酸化アンチモンはプラスチックの難燃助剤として使われている。しかし、資源の約80%は中国に依存しており、ここ数年は中国を中心とする輸入品の市場占有率が50%を超えている。さらに、ユーザーの海外シフトの影響などから、国内の酸化アンチモン事業は厳しい環境が続いている。
酸化アンチモンはプラスチックの難燃助剤として使われている。しかし、資源の約80%は中国に依存しており、ここ数年は中国を中心とする輸入品の市場占有率が50%を超えている。さらに、ユーザーの海外シフトの影響などから、国内の酸化アンチモン事業は厳しい環境が続いている。
三井金属は12日、6月積み亜鉛建値をトン当たり4000円引き下げて13万4000円に改定すると発表した。海外相場反落とここ数日間のドル安円高傾向を受けたもの。今回の措置により、月間平均建値は2500円安の13万5100円となった。
日本アルミニウム協会は、02年度のアルミ圧延品(板類)の缶材出荷実績をまとめた。それによると、ボディ材、エンド・タブ材合わせた総出荷量は、対前年度比2・2%減の42万6510トンと、4年ぶりのマイナスに転じた。
ボディ材は引き続き堅調に推移するものの、ペットボトルの増加などがあり、エンド・タブ材が2ケタの落ち込みとなった。
ボディ材は引き続き堅調に推移するものの、ペットボトルの増加などがあり、エンド・タブ材が2ケタの落ち込みとなった。