2003年07月07日
 LME相場が落ち着かない。結果的に狭いレンジに収まってはいるが、国内非鉄関係者は円高傾向をにらみつつ方向性がつかみ切れない状態にあることから、今後の成り行きに気をもんでいる。

 英国トライランドメタルズ社によると、銅では中国の買いとファンド筋の売りが交錯するなか、先週後半には手仕舞いの動きに流され再び売り込まれた。

 ニッケルでは、世界の生産シェア10%とされる大手インコ社サドベリー製錬所でのストが現地2日段階でまだ続いているが、ファンド筋の関心は集まらず8000ドル台前半で停滞している。

 三井金属(槇原紘社長)は4日、電池材料事業再編の一環として、電解二酸化マンガン海外生産拠点の三井電満アイルランド社(コーク市)を解散および清算すると発表した。清算完了は2004年3月末の見込み。

 汎用向けの電解二酸化マンガン市場では、世界的な供給過剰の状況にあり、三井電満アイルランド社での収益も大幅悪化。73年から大手電池メーカーに供給を続けてきたものの、今後も長期にわたって収益改善が見込めないことから解散、清算を決めたもの。

 ヤマハ発動機は2日、都内で技術開発の方向についての技術説明会を開催し、すべての二輪車のアルミ材使用率を40%まで高めていくと発表した。アルミを使用し部品の薄肉化を進めることで、コストダウンが可能となるほか、機能性の向上を図ることが目的。今後は、独自のダイカスト技術を使ったCFダイカストフレームを大型車を中心に採用するほか、小型車にはオールアルミのダイヤジルシリンダーの採用に踏み切る。

 同社の二輪車事業におけるアルミ使用比率は現在、大型車が40%、中・小型車は25%、スクーターは10%程度。今後はフレームやスリーブを鋳鉄からアルミに変え、全車種のアルミ材使用比率を40%にまで高める。