2003年07月11日
 国内鉛建値が2002年5月以来のトン当たり10万円の大台を回復した。海外鉛相場(LME)が亜鉛などとともに投機買いから上昇していることを受けたもので、円高の影響を押しのけながら底上げされた格好。海外市場では生産者売りも控えており、今後の展開はまだ予断を許さないが、ようやく訪れた底離れを示しているのか成り行きが見守られる。

 住友電工は10日、米国のアメリカンスーパーコンダクター社(AMSC社)と高温超電導(HTS)分野で特許クロスライセンスを締結し、北米市場おいてHTSケーブルでの協業化を推進していくと発表した。

 HTS材料は、86年に発見され、エネルギーやエレクトロニクス分野での素材革新を起こすものと期待されてきた。同社でもこれまで、線材化や薄膜化の開発に取組み、昨年11月からはニューヨーク州オールバニー市でのHTSケーブル・デモンストレーションプロジェクトに参加、米国でのビジネス展開を志向している。

 三菱商事軽金属販売はこのほど、03年のアルミ新地金需給見通し(改定版)を発表した。それによると需給バランスは約38万トンの供給過剰となる見通し。中国の需要は目覚ましく増加するものの、世界最大のアルミ消費地域である北米の需要は伸び悩み、世界全体では3年連続の供給過剰となりそうだ。