2003年08月08日
 住友軽金属工業と神戸製鋼は、提携関係を結ぶ押出事業で、アライアンスの中身をさらに深化・拡大させる。これまで進めてきたOEM(相手先商標製品供給)などから関係をさらに一歩踏み出し、今下期から品種別の生産分担を行っていく。

 住友軽金属は名古屋製造所(愛知県名古屋市)と千葉製作所(千葉県柏市)、神鋼は長府製造所(山口県下関市)の3拠点で押出品製造を行っているが、品目ごとに相互分担していくことで、押出生産の効率化、コストダウンなどを図る。
 フジクラは、タイのFPC(フレキシブル回路基板)生産拠点で進めている設備の増強計画について、第2期導入分を前倒しして実施する。デジタル家電や携帯電話向けの需要が急増しているため、足元は受注数量が生産能力を上回っている状況。このため、当初予定していた7月の設備導入を4月に繰り上げる方針。

 また、同拠点の生産量増加が増収要因になっており、このまま推移すると、同事業の今期連結売上高は予想を17%上回る550億円になる見通し。
 昭和電線電纜は今後、中国での事業展開について、現地市場内での拡販に向けた取り組みを加速させる。注力分野としては、自動車向けワイヤハーネスなど伸長著しい製品を中心に「市場に近く」を基本方針に供給態勢強化を図る。

 同社の中国展開の大きな流れとしては、従来は日系ユーザーとともに特定地域に、また製品も現地で生産して日本に持ち帰る「アウトイン」を前提にしたものだったが、今後は、日系顧客層を主体としながらも現地販売をより重視し、地域も華南エリアへの拡大を志向している。

 その取り組みは、現地市場の成長に合わせ、自動車向け製品が切り口となる見込みで、具体化も目前にしている。