2003年09月26日
 日本伸銅協会が25日発表した8月の伸銅品生産(速報)は、前年同月比1・9%減の7万1070トンと、2カ月連続で前年実績を下回った。

 稼働日数が少ないなど季節的な要因もあるが、民間の設備投資需要の低迷やエアコンに代表されるアウトインの増加など、構造不況による影響が大きい。また、今回の調査では主要品種の落ち込みが目立ち、黄銅条が18カ月ぶりに1万トンを下回ったほか、黄銅棒も1年ぶりに2万トンを割り込んだ。
 東京工業品取引所(中澤忠義理事長)が24日開催したLMEレセプションパーティーで、LMEのサイモン・J・NヒールCEOは当面の間リング取引を維持していくとの見解を示した。

 ヒール氏は「リング取引をユーザーに使いやすく、コスト効率の良い形に更新していくが、現行の取引形態を変えるつもりはなく、我々が維持していくことが最も重要だ。最終需要家もそれを望んでいる」と指摘、LMEがバックワーデーションの調査に乗り出したことについては「市場で何が起きているか知るために調査を始めたが、まだ調査は完了していない。公式には何も言えない」とコメントした。

 古河機械金属は25日、トラック搭載型クレーンの生産・販売を行う合弁会社「泰安古河機械有限公司」を中国泰安市に設立したと発表した。今後大きな成長の見込まれる中国のトラック搭載型クレーン市場に、本格的に進出するため。本年11月から販売を開始し、初年度は50台、04年度には320台の販売数を目指す。