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2003年10月27日
丸紅軽金属部は24日、アルミ新地金の需給バランス見通しを発表した。それによると、04年は66万トンの供給過剰となる見通し。世界経済が堅調に推移していることでアルミ需要は回復、03年の95万トンの大幅な供給過剰から需給が改善されそうだ。
本年度上期の圧延品生産・出荷実績の内訳を見ると、板類は生産68万7384トン(同2・9%増)、出荷69万4293トン(同3・7%増)で、ともに2年続けて増加。主力の缶材が前年割れになったものの、それ以外がカバーしている。
また、押出類は生産50万5037トン(同1・9%増)、出荷50万720トン(同1・5%増)で、それぞれ3年ぶりのプラスに転じた。非建設部門の需要が、総じてしっかりした展開となっている。
また、押出類は生産50万5037トン(同1・9%増)、出荷50万720トン(同1・5%増)で、それぞれ3年ぶりのプラスに転じた。非建設部門の需要が、総じてしっかりした展開となっている。
アルミダイカストメーカーの美濃工業(本社=岐阜県中津川市中津川964―103)は本年12月をメドに、アルミダイカスト製造および販売事業の100%子会社「美諾精密圧鋳(上海)有限公司」を中国・上海市に設立することを決めた。中国国内市場の開拓が主目的で、2004年中に工場を建設し、05年1月から操業開始する計画。投資額は5億―6億円。