2003年10月31日
 日鉱マテリアルズは、プリント回路基板(PCB)材料のCAC(カッパー・アルミ・カッパー)箔を増産する。国内需要が増加しているほか、11月から韓国ユーザー向けの本格的な出荷が開始されるため、昨年12月に一関(岩手県)の生産拠点で増強した新ラインを下期中に本格稼働させる計画。従業員の勤務シフトも現在の2シフトから3シフトにして設備を24時間稼働させ、増産に対応する。
 昭和電線電纜は30日、中国ワイヤハーネス事業拠点再配置を目的に、珠江デルタ経済開発区の中核都市である広東省東莞市に新たに生産拠点を設け、今月から量産を開始したと発表した。

 会社「莞城昭和電線製品廠」は華南地区や東南アジアの日系メーカー向けに主に家電、事務機器、産業機器のワイヤハーネスを供給する。2004年度には7億円の生産を計画。

 ニチメン・日商岩井ホールディングスは30日、傘下の日商岩井の全額出資子会社でチタン原料採掘会社ニッショウ・イワイ・ミネラル・サンズ(オーストラリアパース市)グループと、サウジアラビアのチタンメーカーの子会社で豪州に有望なチタン原料の鉱区を保有するビーマックス・リソーシズ(豪州ブリスベン市)を合併させることで基本合意したと発表した。