2003年12月05日
 海外非鉄相場が騰勢を強めている。銅需給タイト化という市場内要因に加え、投機資金の流入が上げ足を加速させているもので、4日入電ではLME銅が1997年以来、同ニッケルが90年以来の高値をつけた。近々に過度に進んだ買い越しのポジション整理の動きが出てくる懸念もあるが、4日現在、供給障害をテコに次の上値抵抗線を突破していく可能性も指摘されており、2003年波乱の幕引きをうかがわせる展開となっている。

 海外ニッケル相場急騰からニッケルスクラップの市中値ごろが上物でキロ当たり1000円の大台に乗せてきた。指標の伸びに加え深刻な品薄状態が続いており、買い唱えはさらに切り上がる様相を呈している。12月第1週の市中値ごろとしては、ニッケルしゃぶりで前月比110円高の1020円強、耐熱鋼(SCH―21)で同10円高の170円あたり。

 大型カラー液晶やカメラを搭載した携帯電話、デジタルカメラやDVD(デジタル多用途ディスク)機器などのデジタル家電。これらが立役者となり、電子材料・部品産業の回復が進んでいる。日本は、高機能デジタル機器の普及が世界でも先行しており、フレキシブルプリント回路基板(FPC)や電荷結合素子(CCD)、オプトエレクトロニクスといった電子部品・デバイスの伸長が目立つ。