2003年12月09日
 日鉱マテリアルズなど国内の電解銅箔メーカーは、相次いで3回目の値上げに乗り出した。下期もデジタル家電向けを中心に好調な需要が続いているため、採算ラインとされるキロ当たり5ドル台の回復をめざす。

 過去2回の値上げが浸透して、汎用箔の価格は厚さ35マイクロメートルで現在4ドル台後半。各社はもう一段の値上げで黒字化を図る。ただ、最大手の三井金属は3回目の値上げに慎重な姿勢を見せている。

 三菱マテリアルは8日、12月積み鉛建値をトン当たり3000円引き上げて11万3000円に改定したと発表、即日実施した。海外鉛相場(LME)が先週末段階で現物680ドル台で安定推移していることを受けたもので、月明けに続いて今月2回目の引き上げとなり、本年最高値を更新した。
 大手アルミ二次合金メーカー各社は12月積み後決め分の製品販売価格交渉でキロ当たり10円以上値上げし、ダイカストメーカーなどへの最終ユーザー販売価格を200円前後にする方針だ。これまでの原料価格の上昇分を製品販価に転嫁するほか、先行きのおう盛な合金需要を値上げ材料にする構えだ。