2003年12月18日
 銅製錬能力や銅消費量の拡大を背景にした鉱石の高買いで、中国とともに日本や欧州のカスタムスメルターに大きな影響を及ぼしているインドの銅産業は、2004年以降も世界の銅市場で大きな波乱要因になることが指摘されている。銅産業については、政策面で国際自由競争原理が機能せず、アンフェアとの声が高まっている。

 インドの銅製錬能力は2003年、50万トン規模に達する見込みで、ここ3年ほどで倍増という急激な伸びだ。消費はおよそ30万―40万トン、輸出は10万トン超で、00年以降、銅産業は一大産業に成長しつつある。
 海外非鉄相場が新たな上昇局面を迎えている。17日入電によると、LMEニッケルは、1989年5月以来となる1万4000ドル台を突破し、銅は97年9月以来の2200ドル台、鉛は同年1月以来の700ドル台に乗せてきた。錫、亜鉛もこれらの動きに続く勢いにある。上げ足を速めてきた展開が、クリスマス休暇を控え、どのような流れを作り出すのか注目される。
 名古屋大学の菅井秀郎教授は16日、文部科学省が行う「21世紀COEプログラム」において、超高感度プラズマセンサーの開発に成功したと発表した。独自の表面波共鳴方式によって、プラズマ密度の変動を1%という微小な範囲まで測定する。プラズマ技術を使った微細加工プロセスに応用することで、LSI(大規模集積回路)などの生産をより効率化する。現在、数社と共同で、実用化に向けた実験を行っている。