2004年01月19日
 被覆電線スクラップからの銅分回収を手がける銅ナゲット産業に業況改善の兆しが出てきた。国内銅市況が6年強ぶりの水準まで回復していることを受けたもので、母材の中国向け輸出市場との価格競争で長年劣勢に置かれていたが、市況の「天井高」により採算性が向上、原料ユーザーから高品位銅原料への引き合いも活発化しており、銅ナゲット産業全体にしばらくぶりに追い風が吹き始めた。

 三菱マテリアルの加工事業カンパニーは16日、台湾のプリント基板(PCB)加工メーカーと、PCB穴開け用ドリルを製造・販売する合弁会社を設立したと発表した。合弁相手は、台湾プラスチックグループの中核企業である南亜プラスチックの子会社、文方賽業。本年4月から月産能力200万本で生産を開始し、年間売上高20億円をめざす。

 バルブ最大手のキッツ(小林公雄社長)は15日、4月1日をめどに分離・独立する伸銅品およびMF(マイクロフィルター)両事業を継承する新会社の要旨をまとめた。昨年12月25日付で経済産業省から認定された、産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画に沿ったもので、伸銅品事業は「(株)キッツメタルワークス」に、MF事業は「(株)キッツマイクロフィルター」にそれぞれ引き継がれる。