2004年01月29日
 日本アルミニウム協会は28日、03年(暦年)のアルミ圧延品需給速報を発表した。それによると、圧延品の生産は、板・押出合わせて対前年比3・6%増の238万3271トンで、3年ぶりにプラス。また、出荷も同3・4%増の238万1220トンとなり、3年ぶりに前年実績を上回った。自動車や印刷板、液晶・PDP、半導体製造装置向けの厚板などが好調で、板類生産・出荷は過去最高を記録した。
 軽金属製品協会(加藤靖弘会長)は28日、当面の重点事業などに関する記者会見を行った。このなかで加藤会長は、「協会のアイデンティティ確立を図りたい」との基本的考えを改めて示した。その上で、具体的には試験研究センターの位置付けについて、事業強化を図るため、今年4月1日付で中間法人を設立し、中間法人化によって新JIS制度における登録試験機関を目指す方針だ。

 また、陽極酸化塗装複合皮膜の国際標準化推進に関連し、昨年10月に中国で開催した第1回目の「日中アルミニウム建材表面処理技術交流会」を、今年秋に日本で行うとしている。

 日本アルミニウム協会の矢野信治会長は28日、定例の記者会見を行った。このなかで、軽圧品価格の値戻しについて、「昨年はマーケットの構造が拡大し、数字的には良い年だったと思う。需給も締まっている。ただし、エネルギーコストは上昇し、利益なき繁忙ではいけない。コストダウン努力だけでなく、(製品)価格への転嫁も必要になるだろう」とし、コスト上昇に見合う価格是正の必要性を改めて強調した。