2004年02月02日
 レアメタル価格の投機的な値動きが一段と強まっている。インジウムやコバルトなどの電子材料素材は、ひっ迫する需給を背景に生産者やトレーダーらが在庫を抱え込み、意図的に価格をつり上げている。さらに、これまで反応が鈍かったアンチモンも値上がりを始めた。今後はタングステンなどへも投機対象が広がるとの指摘も聞かれ、レアメタル市場は「投機」一色に染まる可能性もある。
 日本伸銅協会が30日発表した03暦年の伸銅品生産は前年に比べて2・9%増加したものの、総量は99万2262トンと3年連続100万トンを割り込んだ。秋口からデジタル家電や自動車向け需要が回復したが、イラク戦争やSARSが流行した前半の不振をカバーするまでには至らなかった。

 日本アルミニウム合金協会は先月30日、03年1―12月のアルミ二次地金・合金地金の生産実績を発表した。生産、出荷ともに2年連続で前年を上回った。自動車生産が好調に推移し、主力のダイカスト向け出荷の増加したため。

 生産は98万6622トンで02年比2・8%増加。出荷は98万9181トンで同2・1%増とともに好調だった。