2004年02月16日
 産銅建値が週替わりで上伸している。海外銅相場急伸から13日、2月積みが1997年7月以来の高値となるトン当たり33万円へと続伸した。日鉱金属が改定したもので、前回の5日から1週間強、今月立ち上がり時からは3回目の引き上げとなる。月間平均建値は5800円高の32万4200円。

 海外銅相場はいまだ先高見通しにあり、国内銅市場関係者は建値35万円到達も視野に入れ始めている。一方で、急激な上げに伸銅メーカーなど銅ユーザー業界では「原料高のスピードに製品の上げがついていけない」としてコストアップに対する懸念を強めている。

 大手伸銅N社は先週末13日、2月積み産銅建値がトン1万円アップの33万円(月間平均価格32万4200円)に緊急改定された事に伴い、原料買値を銅系で前回に比べてキロ8円、ダライ粉で同6円引き上げる事を決めた。

 超硬工具協会はこのほど、03年の超硬工具国内統計をまとめた。03年の総生産額は前年比12・7%増の2192億400万円、総出荷額は同10・6%増の2206億200万円となった。自動車やIT分野向けの需要が好調に推移したほか、輸出など外需の伸びが目立った。足元のペースで推移すると、本年度の総出荷額は00年度のITバブル時の水準に並ぶ見通し。