2004年03月01日
 古河メタルリソース(本社=東京都千代田区丸の内2―6―1、資本金3億円、新井俊彦社長)がきょう1日発足する。

 古河機械金属が事業ごとの独立採算制を追求していく組織態勢へと舵を切るなかで金属事業を担うもので、金属をベースにした環境リサイクル分野も含め、機動力を発揮しながら事業拡充、収益力強化を図り、2006年度には売上高270億―280億円を確保した上で事業単体での黒字化もめざす。

 不二サッシは前週27日、子会社の九州不二サッシ(大武光政社長)が中国のアルミ押出形材メーカーと2月13日に技術供与契約を締結したと発表した。

 技術供与内容は、(1)アルミ押出形材生産新設工場の設備エンジニアリングの技術ノウハウ、(2)アルミ押出形材の鋳造から表面処理までの全工程の技術。不二サッシは今回の技術供与で、競争力ある生産工場を実現し、海外調達の布石にしたいとしている。

 三宝伸銅工業の03年12月期決算は、鍛造事業の分社化など事業再構築や集約に努めた結果、売上数量は12万6111トン(前期比4・2%増)と増販、売上高は429億5500万円(同6・9%増)と増収した。

 利益面では自然減による人員削減などコストダウンに取り組み、営業利益8億500万円(同228%増)、経常利益5億4900万円(同543%増)と大幅増益となった。