2004年03月09日
 銅合金塊(青銅合金地金)メーカーは、製品販価を大幅に値上げせざるを得ない状況に陥っている。もともと原料が発生薄のもとで高値買いを強いられていたところへ、年明け以降、産銅建値がトン10万円も急騰。製品価格の値上げを図っているものの、「原料高・製品安」に伴う逆ザヤ状態が解消していないため、早急に適正販価を確保することが狙い。
 三菱マテリアルは、プリント基板スルーホールめっきや下地めっきなどに用いられる銅ボールの販売価格について本年4月以降、従来比でキロ当たり30円の価格是正を図る。価格低迷が続いてきたなか、銅の国際需給タイト化を背景に原料確保コストが上昇していることを踏まえたもので、安定供給のためには不可欠な「価格是正」として、需要家に理解を求めていく方針だ。

 大手電線メーカーの電力ケーブル事業再編が仕上げ段階に入った。古河電工とフジクラは、本年秋口をメドに国内生産と営業、技術開発も含め完全統合することについて正式合意に達したと発表した。公正取引委員会による詳細審査の後、売上規模500億円のグループが事前から志向してきた「完全な姿」で動き始める。