2004年04月09日
 鉛と亜鉛建値が8日、続落した。6日の銅建値引き下げに続くもので、伸びが一服した海外相場が円高圧力に抗し切れず国内3建値の続落を招くという3月以降の構図が決定づけられることになった。

 三菱マテリアルは同日、4月積み鉛建値をトン当たり4000円引き下げて12万4000円に改定した。月間平均建値は3000円安の12万5000円。

 また同日、三井金属も4月積み亜鉛建値を7000円引き下げて15万1000円に改定した。月間平均建値は5200円安の15万2800円。
 同和鉱業は銀粉を増産する。プラズマディスプレーパネル(PDP)の電極向けに需要が拡大しているため、このほど製造拠点である同和ハイテック(埼玉県本庄市)の月産能力を足元の20トン強から50トンに増強した。

 04年は、鉛フリーはんだが本格的に導入される年と言われる。ソニーなど複数の大手電機メーカーが、本年度中に電子機器・部品に含まれる鉛を全廃する方針を打ち出しているため。鉛フリーはんだの普及に合わせて、主流の錫―銀―銅系、低融点の錫―亜鉛系、それらにインジウムやビスマスを添加したものなど、用途に応じた合金の住み分けもある程度定着しそうだ。