2004年04月23日
 黄銅棒各社が供給する鉛レス快削黄銅棒は、製品ラインアップが拡充されると同時に、本年後半から本格的な増産態勢に入っていくことから、銅原料業界では今後、従来品との混入回避に向けた鉛レスのリサイクル原料用の管理態勢構築を迫られることになる。

 業界内には依然として「まだ一部の動き」との意識が根強いが、非鉄素材ユーザーが環境負荷物質の管理強化に乗り出すなか、黄銅棒切削工程から発生するリサイクル原料である黄銅削り粉の徹底管理態勢の有無が、原料問屋を含め、関係企業の姿勢を問う「リトマス紙」になる可能性もある。また、業界としても「リサイクル優等生」である非鉄の地位を維持する一環として、全体意識の向上が求められていきそうだ。
 LMEは現地21日、銅、アルミを中心に急落した。銅鉱山生産再開のニュースを受け、先行きの銅需給の緩和が嫌気され銅が急落、これがアルミにも波及した。また、米国の金利引上げ観測が強まったことで、投機資金のドル資産回帰が予測されたことも下げ足を速めた一因とみられている。
 日本フルハーフ(神奈川県厚木市、古河隆社長)は、西日本の生産態勢を拡充するため、九州の生産子会社であるフルハーフ九州(佐賀県神埼町、鈴木哲次社長)に隣接する関連会社(日軽パネルシステム佐賀工場)の下関移転跡地を今年2月に買収し、建屋を増設。同社は新たな設備を導入して、今月21日に完成、操業を開始した。生産能力を倍増させることで、九州および周辺地域への供給能力を充実させ、さらなる顧客満足向上を図っていく方針だ。