2004年05月06日
 中国の自動車生産動向は、非鉄素材需要の面でワイヤハーネス、エレクトロニクス部品、めっき材、エンジンなど用途先が幅広く、かつ数量規模でも大きな位置を占めるため、電線などの日系部品・部材メーカーでも長年、ユーザーを追いかける格好で現地に進出するなど注目してきた。

 過熱経済の調整余地を残しながらも、2010年にかけて乗用車生産台数が1000万台を超えていくことが見込まれており、非鉄素材業界にも影響力を与え続けるのは間違いないが、中国政府の方針下で各地方政府への生産計画の割り当てが進むことで産業地図が塗り替わる可能性もある。非鉄メーカーに限らず、流通も今後、供給・営業力の強化の一方、変化への対応も求められていく。
 YKKAPは30日、中国江蘇省蘇州市に建設を進めていたYKKAP蘇州社の第1期工場である建材部品工場が、4月27日に生産を開始したと発表した。同工場は、中国市場だけでなく、世界戦略工場として建材部品を生産し、各国のYKKAPグループへ供給。07年度には、約5000万米ドルの販売を達成させる。

 東洋製罐は先週28日、アサヒビールの100%出資子会社、日本ナショナル製罐の全株式を取得することで合意したと発表した。東日本地域でのアルミ缶製造能力を強化する。取得額は未定。株式取得後も日本ナショナル製罐として継続させる見通し。