2004年05月12日
 国際非鉄市況をけん引してきた中国の変調が続いている。基礎資材向けの非鉄需要は依然として堅調ながら、過度の投機目的による玉手当ての揺り戻しで一時的に需給が緩んでいることや、ここへきての金融引き締め強化が現地非鉄需要家での買い姿勢を鈍化させている。地金、スクラップを含めて市況は先月までに峠を越え、ピーク比で30―50%程度下押している模様。

 関係筋では「これまでが異常。正常化が進んでいるだけ」と指摘しているが、ここしばらくは調整局面が続き、取引ルートが絞り込まれていく可能性がある。
 総合資源エネルギー調査会鉱業分科会の第2回レアメタル対策部会(部会長=深海博明・慶応義塾大学名誉教授)が11日、経済産業省で行われた。今回は白金族をはじめとする要注視鉱種の需給分析と備蓄放出のあり方について審議。今回から要注視鉱種に加わったインジウムのほか、プラチナや希土類を備蓄検討の重要性が高い鉱種と判断する一方、パラジウム、アンチモン、ジルコニウムは要注視鉱種からいったん除外することが決まった。

 古河電工は11日、04年3月期通期決算を発表した。情報通信部門は減収だったが、エネルギー関連、マテリアル、電子・実装機器等の他3部門が伸長した結果、連結売上高は対前期比4%増となった。経常損失は、固定費圧縮や原価低減努力の成果を得て400億円改善したが、米OFSの減損処理や事業構造改革費用などによる特別損失の計上で、最終損失は約1400億円となった。