2004年07月21日(水)
 日本精鉱グループの金属粉末メーカーである日本アトマイズ加工(本社=千葉県野田市、五十嵐昭次社長)は、提案型の新製品開発を強化する。本年4月に稼働した電子部品用粉末の専用工場に「新機能材料開発室」を設置。銅や銀などの微粉末を加工した新製品を開発し、ユーザーに対するさまざまな用途提案を行っていく。
 神戸製鋼と神鋼アルコア輸送機材(KATP)は、トヨタ自動車と共同で、歩行者傷害低減を目的としたアルミ製ボンネットを開発した。すでに昨年12月に発売された新型クラウンで採用され、軽量化だけでなく、事故発生時の歩行者に対する衝撃緩和という点でも、アルミ材の優位性を確立していく。

 交通事故による死亡者数は、近年減少傾向にあるものの、死亡者に占める歩行者の割合は約3割と高い。自動車ボンネットを介したエンジン部分との衝突などが、大きなダメージとなっている。今回共同開発したアルミ製ボンネットは、インナー材形状を世界で初めて波形構造とし、従来の薄鋼板ボンネットと同等の強度を保ちながら、事故時の歩行者傷害低減、部材軽量化などを同時に実現した。神鋼では、今回の波型構造ボンネットにより、広い面積で衝撃が吸収できるようになり、安全性が向上するとしている。

 神戸製鋼は、板材、押出材、鍛造材など、自動車のアルミ化に関して幅広く取り組んできたが、今回のアルミ製ボンネットを含め、トータルソリューション提供で、自動車へのアルミ採用の動きを加速させていく方針だ。
 日本軽金属メタル合金事業部は、溶湯・配送コストなど、トータルコストダウンを狙いに、大阪府八尾市に「大阪配送センター」を設立、6月24日から業務を開始した。

 この「大阪配送センター」(大阪府八尾市西弓削3―35―1、照内啓史センター長。рO729―49―6426)は、大阪府下からの同社三重工場(三重県上野市佐那具町1736、内田寛工場長)向けの工場発生スクラップ集荷拠点として、約950平方メートルの敷地に約730平方メートルの建屋を建設した。