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2004年08月12日(木)
スポンジチタンメーカーの住友チタニウムは急速な需要回復を受けて、2005年1―3月までに現在休炉している還元炉を立ち上げ、月産1500トンの実質フル生産態勢をめざしている。昨年60%台に落ち込んでいた稼働率は現状で85%程度まで回復しており、先月には05年3月期の業績予想を大幅に上方修正するなど、回復の色を鮮明にしている。
昭和電工は10日、今上期(04年12月期中間)の決算説明会を行った。このなかで、佐藤龍雄専務(アルミニウム事業部門長)は、アルミ事業部門の本社機能に関し、現在の東京・芝大門から小山事業所(栃木県小山市)へ移転する方針を明らかにした。労働組合にはすでに通告済みで、今年10月末までに移転を完了させ、製販一貫態勢を構築する。
富士通と富士通研究所はこのほど、産業技術総合研究所と共同で、世界で初めて樹脂基板上に誘電率400のセラミック膜を室温で形成・多層化する技術を開発したと発表した。プリント基板にコンデンサーなどの素子を埋め込むことができるため、実装基板の小型化や低コスト化を図れる。