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2004年09月06日(月)
フジクラは、中国・無錫にハードディスクドライブ(HDD)部品の製造工場を立ち上げる。HDD内部の位置決めモーターに使われるキャリッジを製造するもので、本年11月から稼働開始、来春にフル稼働する予定。04年度は700万―800万個を生産し売上高40億―50億円、05年度は100億円以上を見込む。フジクラの連結業績には、売上高ベースで年間30億円程度寄与する見通し。
住友電工は上半期中に、横浜製作所(神奈川県)の汎用光ファイバーの設備を廃却し、100%子会社の清原住電(栃木県宇都宮市)に国内生産を集約する。製造コストの改善も進め、05年度以降に年間数十億円の効果発現を見込む。これらの事業構造改革により、05年度には情報通信関連事業の黒字化をめざす。なお、この廃却に伴う業績修正は先月27日に発表済み。
伸銅メーカーの酒井伸銅(本社=京都市伏見区深草町、酒井滋夫社長)は、昨年から設備を増強して生産しているジルコニウム入りクロム銅のコイル状線材の出荷が好調に推移している。
この線材は溶接用電極チップ材として、主に自動車産業や造船業で溶接に使われるが、業界が好況な上、さらに消耗品であるため、設備増強後もフル生産を続けている。"