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2005年06月23日(木)
フラットパネルディスプレー(FPD)の透明導電膜に使うインジウム価格が急落している。21日現在の国際スポット価格はキロ当たり850―925ドルと前日比で50ドル下落。
銅や金をはじめとする最近の非鉄金属価格の急騰とは対照的に、インジウムは1000ドル以上だった3月中旬から15%前後下がり、年明けの水準まで調整している。背景にあるのは需給バランスの改善だが、今後の需要増加見通しから下値は限定的との声が支配的だ。
銅や金をはじめとする最近の非鉄金属価格の急騰とは対照的に、インジウムは1000ドル以上だった3月中旬から15%前後下がり、年明けの水準まで調整している。背景にあるのは需給バランスの改善だが、今後の需要増加見通しから下値は限定的との声が支配的だ。
超硬工具メーカーのタンガロイ(本社=神奈川県川崎市、徳永昭大社長)は21日、刃先交換チップをはじめとする超硬工具の標準価格を本年7月21日出荷分から10%値上げすると発表した。
主原料であるタングステンの国際価格が2003年から上昇し続け、社内でのコスト吸収が限界に達した。また、海外で工具価格の値上げが先行しており、国内外で一部価格差が出ていることも加味した。
主原料であるタングステンの国際価格が2003年から上昇し続け、社内でのコスト吸収が限界に達した。また、海外で工具価格の値上げが先行しており、国内外で一部価格差が出ていることも加味した。
文化シヤッター(茂木哲哉社長)は、現在、連結売上高のうち10%近くを占める高付加価値商品の売り上げ比率を将来的に20%まで引き上げる。付加価値の高い商品の販売比率を高めることで利益率の向上を図る。加えて、従来商品についても新機能を付加することなどによって販価を引き上げ、鋼材高などによるコストアップを吸収。目標とする営業利益率5%の早期達成をめざす。