2006年06月08日(木)
 東邦亜鉛とジーエス・ユアサグループなどが共同出資して設立した鉛リサイクル会社、天津東邦鉛資源再生有限公司(井之上幸治董事長)は今月中にも、廃バッテリー回収会社を設立する。

 天津市環境局のバックアップを受け、市内で発生する廃バッテリーを直接回収する。また、中国初となる最新式のリサイクル工場は、7月から本格的に鉛合金を月1000トン体制で生産する予定だ。
 カーエアコン用のアルミコンデンサー、エバポレーターなどを製造する大洋昭和汽車空調(大連)有限公司(GOSA)は、来年に年産能力をほぼ倍増させ70万台体制へと引き上げ、フル稼働をめざしていく方針だ。中国国内での自動車向け需要の拡大に対応し、2008年売上高としては、本年見込みの10億円から45億円へ増加させる。
 昭和電工は7日、医薬品や食品などの包装に使用されるアルミニウム一般箔製品を、来月出荷分からキロ当たり100円引き上げると発表した。同社では今回の価格改定に合わせ、アルミニウム市況価格に連動しない、いわゆる「もの価格」方式を採用している顧客に対し、地金にスライドした価格決定方式への変更も同時に要請していく。