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2000.05.16
1. 神鋼、携帯情報配信システムを開発
2. 「なにわの鉄鋼百貨店」ネットで立ち上げ
3. 三星金属工業社長に鈴木氏昇格
4. 鋼管ライト、ダイヤモンドフェンスを初受注
5. 高炉5社の生産量、高水準続く…3月
6. 日鉄ボルテン「高力TCボルト」を拡販
7. 世界の鉄鉱石需要が増加
8. 大阪地区のH形鋼市況下げ止まり
2. 「なにわの鉄鋼百貨店」ネットで立ち上げ
3. 三星金属工業社長に鈴木氏昇格
4. 鋼管ライト、ダイヤモンドフェンスを初受注
5. 高炉5社の生産量、高水準続く…3月
6. 日鉄ボルテン「高力TCボルト」を拡販
7. 世界の鉄鉱石需要が増加
8. 大阪地区のH形鋼市況下げ止まり
神
戸製鋼所は15日、インターネットニュースや、最新の音楽など大量のオーディオ情報を無線で高速ダウンロードできる携帯情報配信システムの開発に成功したと発表した。駅やコンビニなどに設置された無線情報キオスクから、無線でタバコサイズのプレーヤーにダウンロードできるというもので、従来方式のようにメディアを情報キオスクに挿入したり、コネクタ接続する必要がなく、サービスエリア(半径50メートル)内にいるユーザーが好みのコンテンツを高速にダウンロードできる。
今年秋ごろをメドに、神戸市の第3セクターで情報コンテンツ・サービス事業を行っているキメック(株)と連携して、関西エリアを中心に情報配信の実証実験を開始、将来的には駅、コンビニなどのサイトで、携帯電話の情報配信を補完するサービスを目指している。
最大の特長である高速ダウンロードは、60分のニュース音声や語学教材などを10秒で、また5分程度の音楽1曲を5秒でダウンロードできる。これは通常のパソコンモデムの10倍、携帯電話の500倍の高速。
携帯端末は大きさ86×54ミリ、厚さ25ミリ、重さ130グラムの世界最小クラスの無線通信機能付きオーディオプレーヤーで、すでに販売されているソリッドオーディオとも互換性がある。
音声圧縮技術はNTTが開発した「Twin VQ」を採用、MP3やWMA、AACで圧縮されたコンテンツにも対応できる。メディアのIDによる著作権保護にも配慮している。
将来は、無料のニュース音声、地域情報などや有料チャンネルの音楽、語学教材、ノベルスなどの配信を行っていく意向。
今年秋ごろをメドに、神戸市の第3セクターで情報コンテンツ・サービス事業を行っているキメック(株)と連携して、関西エリアを中心に情報配信の実証実験を開始、将来的には駅、コンビニなどのサイトで、携帯電話の情報配信を補完するサービスを目指している。
最大の特長である高速ダウンロードは、60分のニュース音声や語学教材などを10秒で、また5分程度の音楽1曲を5秒でダウンロードできる。これは通常のパソコンモデムの10倍、携帯電話の500倍の高速。
携帯端末は大きさ86×54ミリ、厚さ25ミリ、重さ130グラムの世界最小クラスの無線通信機能付きオーディオプレーヤーで、すでに販売されているソリッドオーディオとも互換性がある。
音声圧縮技術はNTTが開発した「Twin VQ」を採用、MP3やWMA、AACで圧縮されたコンテンツにも対応できる。メディアのIDによる著作権保護にも配慮している。
将来は、無料のニュース音声、地域情報などや有料チャンネルの音楽、語学教材、ノベルスなどの配信を行っていく意向。
大
阪鉄鋼流通協会の2世会・OSA―AKINDS(代表=西岡伸起・西岡金属社長)はこのほど、メンバー19社の在庫情報などをインターネット上で提供して、鉄鋼製品の相互売買を促進する「なにわの鉄鋼百貨店」(http://www2.osk.3web.ne.jp/~akinds/、インフォシーク検索可)を立ち上げた。
掲載している在庫は形鋼、棒鋼、薄板、厚板、パイプの5品種で合計10万トン程度にのぼると見られ、関西マーケットを対象にした“鉄の仮想商店街”を形成する。Eコマースについては大手商社などが相次いで参入に向けた取り組みを進めているが、実際に末端需要家への与信・運輸・在庫機能を所有する流通業者が独自に行うネット販売策として今後、注目を集めそうだ。
OSA―AKINDSは昨年10月に、次代の若手経営者の育成、連携、親睦を目的として発足。構成メンバーはアキスチール、ダイサン、丸一興産、共永興業、西岡金属、宮脇鋼管、建材鋼業、谷六鋼管、日建産業、日口鋼管、オリベ、三喜、山本鋼材、大裕鋼業、寺本産業、三屋シャーリング、魚住鉄鋼、堀江鋼材店、共栄鋼材の19社。
今回、立ち上げたサイトはこの19社の在庫情報を形鋼、棒鋼、パイプ、薄板、厚板の5品種に分類して、わかりやすく表示。余剰品や中古品などのアウトレット商品の掲載枠も設けている。購入希望者は目当ての商品を指定後、所有企業の連絡先に直接、Eメールか電話でアクセスし、個別商談を行う仕組みとなっている。掲載している在庫は5品種で約10万トン程度に達すると見られ、アクセスすれば鉄鋼製品のほとんどが手当てできる利便性が最大の特徴となる。関西圏での仲間売り市場の活性化や、これまで取引のなかった末端需要家の掘り起こしが主な狙いになると見られる。
情報掲載企業は今後、大阪鉄鋼流通協会(会員165社)やその他の関係流通にも広がる見通し。このため、不況下で存在意義の問われている団体活動の有力な会員増強策にもなる可能性がある。
同サイトは、仲介リスクを引き受ける大手商社などのEC構想とは根本的に異なり、実際の売買はあくまで当事者同士の商談による。また、アクセス時の仲介マージンも取らない方針で、運営費は在庫掲載企業からの手数料にとどめる。同会はこれまで、電子商取引の第一歩として複数企業が協力して、初期投資をかけずに簡単に始められるネット販売方法を模索していた。
掲載している在庫は形鋼、棒鋼、薄板、厚板、パイプの5品種で合計10万トン程度にのぼると見られ、関西マーケットを対象にした“鉄の仮想商店街”を形成する。Eコマースについては大手商社などが相次いで参入に向けた取り組みを進めているが、実際に末端需要家への与信・運輸・在庫機能を所有する流通業者が独自に行うネット販売策として今後、注目を集めそうだ。
OSA―AKINDSは昨年10月に、次代の若手経営者の育成、連携、親睦を目的として発足。構成メンバーはアキスチール、ダイサン、丸一興産、共永興業、西岡金属、宮脇鋼管、建材鋼業、谷六鋼管、日建産業、日口鋼管、オリベ、三喜、山本鋼材、大裕鋼業、寺本産業、三屋シャーリング、魚住鉄鋼、堀江鋼材店、共栄鋼材の19社。
今回、立ち上げたサイトはこの19社の在庫情報を形鋼、棒鋼、パイプ、薄板、厚板の5品種に分類して、わかりやすく表示。余剰品や中古品などのアウトレット商品の掲載枠も設けている。購入希望者は目当ての商品を指定後、所有企業の連絡先に直接、Eメールか電話でアクセスし、個別商談を行う仕組みとなっている。掲載している在庫は5品種で約10万トン程度に達すると見られ、アクセスすれば鉄鋼製品のほとんどが手当てできる利便性が最大の特徴となる。関西圏での仲間売り市場の活性化や、これまで取引のなかった末端需要家の掘り起こしが主な狙いになると見られる。
情報掲載企業は今後、大阪鉄鋼流通協会(会員165社)やその他の関係流通にも広がる見通し。このため、不況下で存在意義の問われている団体活動の有力な会員増強策にもなる可能性がある。
同サイトは、仲介リスクを引き受ける大手商社などのEC構想とは根本的に異なり、実際の売買はあくまで当事者同士の商談による。また、アクセス時の仲介マージンも取らない方針で、運営費は在庫掲載企業からの手数料にとどめる。同会はこれまで、電子商取引の第一歩として複数企業が協力して、初期投資をかけずに簡単に始められるネット販売方法を模索していた。
電
炉小棒メーカーの三星金属工業(本社=新潟県燕市)は12日に開いた取締役会で、鈴木吉男・代表取締役副社長が社長に昇格するトップ人事を内定した。坂井良夫社長は代表取締役会長に就任する。
また、樋浦忠・代表取締役専務は代表取締役副社長に、小野塚豊・取締役は常務(労務・工場・営業担当)にそれぞれ昇格。坂井行夫常務は監査役に就任する。
いずれも5月31日に正式決定する。
また、樋浦忠・代表取締役専務は代表取締役副社長に、小野塚豊・取締役は常務(労務・工場・営業担当)にそれぞれ昇格。坂井行夫常務は監査役に就任する。
いずれも5月31日に正式決定する。
日
本鋼管ライトスチール(岸清司社長)は、新型ネットフェンス「ダイヤモンドフェンスDY―1型」を青梅簡易裁判所(東京都青梅市、約28メートル分)向けに初受注し、このほど竣工した。今年1月に販売開始した新製品であるにも関わらず、現在、受注・設計織り込みは十数件に達するなど、今後の採用増が期待されている。
「ダイヤモンドフェンスDY―1型」は、ネット部に横ダイヤモンド模様を取り入れた新感覚のネットフェンス。主に公共施設向けエクステリア製品として開発され、本年1月に販売を開始した。高さは3タイプで、カラーはダークブラウン色(オーダーも可能)。 特長は(1)非塩化ビニル系の特殊高級樹脂被覆線を採用し、ノンダイオキシンを実現するなど、地球環境に配慮(2)高強度・高耐食性を有するほか、耐寒性能も強化しており、零下50度の厳しい条件下にも耐える(3)従来の菱形金網に比べてクッション性に優れ、人にやさしい―など。
同社にとって99年度は、旧トーアスチールからエクステリア事業を継承した初年度で、ゼネコンや設計事務所向け営業を強化すると同時に、納期短縮や施工性改善などに尽力してきた。本年度は積極的な営業を展開し、新商品開発にも重点を置く計画で、今回の開発・受注はその第1号となる。
「ダイヤモンドフェンスDY―1型」は、ネット部に横ダイヤモンド模様を取り入れた新感覚のネットフェンス。主に公共施設向けエクステリア製品として開発され、本年1月に販売を開始した。高さは3タイプで、カラーはダークブラウン色(オーダーも可能)。 特長は(1)非塩化ビニル系の特殊高級樹脂被覆線を採用し、ノンダイオキシンを実現するなど、地球環境に配慮(2)高強度・高耐食性を有するほか、耐寒性能も強化しており、零下50度の厳しい条件下にも耐える(3)従来の菱形金網に比べてクッション性に優れ、人にやさしい―など。
同社にとって99年度は、旧トーアスチールからエクステリア事業を継承した初年度で、ゼネコンや設計事務所向け営業を強化すると同時に、納期短縮や施工性改善などに尽力してきた。本年度は積極的な営業を展開し、新商品開発にも重点を置く計画で、今回の開発・受注はその第1号となる。
高
炉筋がまとめた大手5社の3月の出銑量は20万1923トン(1日当たり)で前月比0・7%の微増、引き続き20万トン台の高水準を維持している。出銑比は1・99(前月1・98)。おう盛なアジア向け輸出を背景に、各社の上工程はフル操業の状況を持続中。
5社合計の燃料比(銑鉄トン当たり・キログラム)は512・6(前月513・3)で、うちコークス比は384・4(同383・9)、PC比は127・2(同128・4)で、増産の中でコークス比上昇・PC比低下の状況がみられるものの、全体の燃料比は減少。
5社合計の燃料比(銑鉄トン当たり・キログラム)は512・6(前月513・3)で、うちコークス比は384・4(同383・9)、PC比は127・2(同128・4)で、増産の中でコークス比上昇・PC比低下の状況がみられるものの、全体の燃料比は減少。
日
鉄ボルテン(本社=福岡県行橋市、吉田紘一社長)は、防錆機能を持つトルシア形高力ボルト「アンチラスト」の拡販に力を入れる。96年から販売を始めたが、防錆性、施工性、美観性の高さから、従来の六角ボルトからの置き換わりで、阪神高速道路公団の港大橋や和歌山県の串本・大島大橋など橋梁向けに年々受注が広がっている。ワンサイドボルトや超高力ボルトなど高付加価値製品のシェア拡大を進めている同社は、アンチラストの普及活動も強め、収益改善につなげていく方針だ。
アンチラストは、ボルトを締め付けた後、仕上げ塗装までの間に錆が発生するのを防ぐために静電塗装で防錆処理を施した製品。通常の高力TCボルトと同じレンチで締め付けることができ、すべり耐力・応力弛緩・ゆるみなど継手性状は通常の高力ボルトと同等の性能を持つ。温度依存性にも優れ、温度変化による締付軸力の変動は小さく、安定した締め付け軸力を発揮する。上塗りの適合性に優れ、またボルトの頭が丸形状のため、美観のよさも特徴の一つ。
従来の六角ボルトに比べ施工が早く、メンテナンスまで含めたトータルコストでメリットを強調し、設計事務所や施主に積極的にPRしていく意向だ。
これまでの受注成果は、96年の建設省近畿地方建設局の伊古木大橋(橋梁メーカー=巴コーポレーション、施工本数3000本)から始まり、阪神高速の港大橋ボルト取替工事(三菱重工業、1万5600本)、和歌山県の串本・大島大橋(97年板橋製作所7000本、98年NKK・トピー工業6万本)、日本道路公団の茨原川大橋(川崎重工業、8000本)、東京都の友地橋(新日本製鉄、1万4000本)―など年々実績を上げている。
アンチラストは、ボルトを締め付けた後、仕上げ塗装までの間に錆が発生するのを防ぐために静電塗装で防錆処理を施した製品。通常の高力TCボルトと同じレンチで締め付けることができ、すべり耐力・応力弛緩・ゆるみなど継手性状は通常の高力ボルトと同等の性能を持つ。温度依存性にも優れ、温度変化による締付軸力の変動は小さく、安定した締め付け軸力を発揮する。上塗りの適合性に優れ、またボルトの頭が丸形状のため、美観のよさも特徴の一つ。従来の六角ボルトに比べ施工が早く、メンテナンスまで含めたトータルコストでメリットを強調し、設計事務所や施主に積極的にPRしていく意向だ。
これまでの受注成果は、96年の建設省近畿地方建設局の伊古木大橋(橋梁メーカー=巴コーポレーション、施工本数3000本)から始まり、阪神高速の港大橋ボルト取替工事(三菱重工業、1万5600本)、和歌山県の串本・大島大橋(97年板橋製作所7000本、98年NKK・トピー工業6万本)、日本道路公団の茨原川大橋(川崎重工業、8000本)、東京都の友地橋(新日本製鉄、1万4000本)―など年々実績を上げている。
世
界の鉄鉱石需要が増加の度合いを強めている。関係筋によると、日本、韓国、中国、欧州など世界の鉄鋼生産の回復傾向を背景に99年1―12月の鉄鉱石海上貿易量が4億2000万トンで、前年比100万トンの増加に転じたのに続いて、2000年は99年比1000万トン増の4億3000万トン台まで増加する見通し。
豪州、ブラジルなど主要国のサプライヤーは需要増加に対応した能力の拡張などを行ってきたが、特に塊鉱、ペレットの引き合いが引き続きおう盛に推移しており、鉄鉱石需給のタイト化局面が継続する見通しが強い。
世界の鉄鉱石海上貿易量は10年前の90年には3億トン台だったが、95年に4億トン台を突破し、97年に4億2900万トンの過去最高を記録。98年はアジア経済危機の影響で減少に転じたものの、4億1900万トンで1000万トンの減少にとどまった。
増加基調の背景には、世界の2大バイヤーである日本、欧州鉄鋼業に加え、中国、韓国、台湾などアジア製鉄国の輸入増加や世界各地の還元鉄プラントの稼働が相次いだことなどがある。98年の一時的減少の後、99年で再び増加に転じ2000年は過去最高だった97年を上回る見通し。
この間、需要の増加と需給タイト化を背景に鉄鋼石価格は95年度から98年度まで4年連続の値上げ、99年度は値下げとなったものの、2000年度は再び上昇に転じた。
鉄鉱石需給のタイト化には、需要の増加基調とともに、サプライヤーの数が少なく、市場が寡占化傾向を強めているという事情が指摘されており、競争の度合いを強めている鉄鋼業にとって、主原料市場のこの傾向は、今後の展開に厳しい状況と受けとめられている。 世界の鉄鋼需要は今後、年率1―2%程度の伸び率で増加していくものと予想されており、中長期的にとくにアジア地域を中心に鉄鉱石需要が増加していく見通しが強い。
豪州の新規鉱山ウエストアンジェラス鉱の開発スタートに続いて、今後、2000年度で終了するインド鉄鉱石の現行長期契約の更改に向けた交渉が行なわれるなど、日本鉄鋼業は21世紀に向けた鉄鉱石の安定供給確保に向けた対応を進めていく。
豪州、ブラジルなど主要国のサプライヤーは需要増加に対応した能力の拡張などを行ってきたが、特に塊鉱、ペレットの引き合いが引き続きおう盛に推移しており、鉄鉱石需給のタイト化局面が継続する見通しが強い。
世界の鉄鉱石海上貿易量は10年前の90年には3億トン台だったが、95年に4億トン台を突破し、97年に4億2900万トンの過去最高を記録。98年はアジア経済危機の影響で減少に転じたものの、4億1900万トンで1000万トンの減少にとどまった。
増加基調の背景には、世界の2大バイヤーである日本、欧州鉄鋼業に加え、中国、韓国、台湾などアジア製鉄国の輸入増加や世界各地の還元鉄プラントの稼働が相次いだことなどがある。98年の一時的減少の後、99年で再び増加に転じ2000年は過去最高だった97年を上回る見通し。
この間、需要の増加と需給タイト化を背景に鉄鋼石価格は95年度から98年度まで4年連続の値上げ、99年度は値下げとなったものの、2000年度は再び上昇に転じた。
鉄鉱石需給のタイト化には、需要の増加基調とともに、サプライヤーの数が少なく、市場が寡占化傾向を強めているという事情が指摘されており、競争の度合いを強めている鉄鋼業にとって、主原料市場のこの傾向は、今後の展開に厳しい状況と受けとめられている。 世界の鉄鋼需要は今後、年率1―2%程度の伸び率で増加していくものと予想されており、中長期的にとくにアジア地域を中心に鉄鉱石需要が増加していく見通しが強い。
豪州の新規鉱山ウエストアンジェラス鉱の開発スタートに続いて、今後、2000年度で終了するインド鉄鉱石の現行長期契約の更改に向けた交渉が行なわれるなど、日本鉄鋼業は21世紀に向けた鉄鉱石の安定供給確保に向けた対応を進めていく。
大
阪地区のH形鋼は先週の高炉筋の需給調整発表を市場が好感、市況はベース2万9000―3万円どころで下げ止まっている。
新日鉄など高炉筋は連休明け、5月契約を30%カットする本格的な需給調整に着手。電炉も連休を境に、低迷していた物件価格を3万円下限に引き上げる動きに出ており、供給姿勢が変わってきている。
地区のときわ会在庫は、4月末時点で3000トン程度減少、扱い筋によると今月末在庫も「現状の出庫水準が続けば、4月と同程度減少する」と見込まれている。ここに高炉筋の引き受けカットが加わるため、流通筋は「今ある在庫を大切に売りたい」として、販売姿勢を引き締める動きに出ている。
このため、市況は下げ止まりから、今後、安値修正場面となろう。
新日鉄など高炉筋は連休明け、5月契約を30%カットする本格的な需給調整に着手。電炉も連休を境に、低迷していた物件価格を3万円下限に引き上げる動きに出ており、供給姿勢が変わってきている。
地区のときわ会在庫は、4月末時点で3000トン程度減少、扱い筋によると今月末在庫も「現状の出庫水準が続けば、4月と同程度減少する」と見込まれている。ここに高炉筋の引き受けカットが加わるため、流通筋は「今ある在庫を大切に売りたい」として、販売姿勢を引き締める動きに出ている。
このため、市況は下げ止まりから、今後、安値修正場面となろう。