2003年01月08日
インターナショナル・スチール・グループ(ISG)は6日、ベスレヘム・スチールのほぼ全ての資産を15億ドルで買収提案すると発表した。ベスレヘム側と最終合意に向けて協議を継続し、10日以内に交渉を完了したい考え。買収が実現すれば、米国最大の粗鋼2000万ネットトン規模の高炉一貫メーカーが誕生する。簡素な組織と汎用品主体のミニミル型運営だったISGが、自動車用鋼板など高付加価値製品を持つ総合製鉄メーカーに変身することになる。

トーカイ(本社=北九州市、上坂昭彦社長)は、圧延工場の更新投資を行う。小棒圧延ラインのうち中間のNO5からNO10スタンドを全面更新する。神戸製鋼のVH方式の新設備を導入することで契約も完了。5月から工事に着手する。中間圧延は、これにより6スタンドから5スタンドに変更される。

厚板シャー業界の在庫が、かつてない低水準に減少している。全国厚板シヤリング工業組合(理事長=山田晋司・東京シヤリング社長)の鋼板流通調査によると、2002年11月時点の月末在庫は39万1340トン(前月比3・9%減)と40万トンの大台を割り込み、実質史上最低の水準に迫った。数字を裏付ける形で需給が引き締まり感を強め、厚板市況も秋口以降ジワジワと反転、年初から強含みの展開となっている。

東京製鉄は7日、プロジェクト向けのH形鋼価格を1000円値上げした。昨年10月から段階的に値上げを行っているが、今回までで計5000円の上げ幅となり、販売価格はベースで4万円に達した模様。原料の鉄スクラップの高騰を背景にしたものとみられ、2月契約でも値上げを実施する公算が大きい。

細物小棒メーカーの関東スチール(本社=茨城県新治郡、座古俊昌社長)は、1月販売契約でトン1000円の値上げを実施した。鉄スクラップが高値で推移しており、コストアップを吸収する。需給を引き締めるため、年末年始は工場の休止日を例年より多めの8日間とし、減産をテコに価格改善を進める方針。他の細物メーカーも値上げの姿勢を示しており、昨年に続きメーカーの値上げ攻勢が続くもようだ。