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2003年01月09日
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小棒メーカー各社、原料高に危機感
・ 中国・PATIN、02年度収益が大幅好転
・ 日鉄建材工業、新中計ROA7%以上へ
・ 鉄骨の新工法で大学発のベンチャー設立=高知大
・ ドラム缶02年度生産、5%増へ
・ 中国・PATIN、02年度収益が大幅好転
・ 日鉄建材工業、新中計ROA7%以上へ
・ 鉄骨の新工法で大学発のベンチャー設立=高知大
・ ドラム缶02年度生産、5%増へ
東西の小棒メーカー各社は、原料高や需要の縮小懸念から危機感を強めている。鉄スクラップ価格は当面高値で推移する公算が大きく、メーカーの採算を圧迫。メーカーは年末年始の操業休止日を拡大するなど量を絞り、価格重視の販売姿勢を明示している。関東細物と関西メーカーは1月契約で値上げを実施。両地区の商社は、先行するメーカーネットを追いかけて唱えを上げており、年末に比べ500―1000円高のベース3万3000円プラスアルファの攻防となりそうだ。
新日本製鉄が主導する中国のブリキ合弁会社、広州太平洋馬口鉄有限公司(略称=PATIN、渡来信介・董事総経理)は2002年度(1―12月)、要員合理化による固定費削減や、02年4月から取り組んできた値戻しなどによって、収益が著しく好転している。利益は、経常ベースで前年度比大幅アップとなる見通しで、97年2月の操業開始以来、黒字が定着してきた。
日鉄建材工業は本年4月からスタートする3カ年の新中期計画(2003年4月―06年3月)の目標数字を明らかにした。計画では計画最終年度の05年度(06年3月期)に売上高700億円、経常利益40億円、ROA7%以上をめざす。財務体質の改善も進め、自己資本比率を50%に、有利子負債は50億円まで削減する。コスト低減は3カ年で30億円、このうちの50%以上を03年度中に達成させる。また、意匠鋼板部門の構造改革などを進め、主要全品種の黒字化を図る。
鉄骨の新工法を手がける初めての大学発ベンチャーが6日、高知大学地域共同研究センター内に設立された。同大の内田昌克教授とファブリケーターの町田工業(本社=高知県土佐市、町田憲一社長)が開発した、低コスト耐震建築鉄骨製作工法「WOW工法」「一体化工法」を普及する狙い。社名は「アークリエイト」、代表取締役は内田教授が兼任。従業員数4人でスタートする。資本金は2000万円で、内田教授や社外取締役の町田氏ら6人が出資した。売上高目標は03年度1000万円、05年度3000万円で、設立3年目での黒字化をめざす。
2002年度の国内のドラム缶生産(新缶)は年間1300万本強と01年度比約5%増となる方向だ。年間1300万本の大台の生産を達成すると、これまで過去最高だった1991年度の年間1288万8000本を上回ることになる。新缶の高水準な生産要因はまず、需要先の化学などが好調なため。新缶の価格が安値で推移し、再生缶との格差が少ないことから、注文が集中している。さらに、再生缶は原缶自体の絶対数量が不足しており、価格も安いことから、地方を中心に回収意欲が減退しているため。