2003年01月23日
神戸製鋼所は2003年中にも、米USスチール(USS)と共同で、より加工性に優れた自動車用超ハイテン(高張力鋼板)を商品化する。神鋼とUSSの米合弁会社、プロテック・コーティング社(本社=オハイオ州)を含めた3社が一体となり、共同開発に着手した。米国の自動車メーカーなどに自動車用ハイテンの供給拡充をめざす。

神戸製鋼所と米USスチールとの溶融亜鉛めっき鋼板製造の合弁会社、プロテック・コーティング社(オハイオ州)は、米国内の好調な自動車生産を背景に、2002年の生産量が01年比32・4%増の110万4000ショートトンと過去最高を記録した。日系自動車メーカー、ビッグスリー向けなどが増加、00年の最高記録100万7000ショートトンを更新した。01年は米国内の自動車販売が減速、在庫が積みあがり81万5000ショートトンにとどまっていた。



新日本製鉄は22日、Chevron・Offshore(Thailand)Limited社(シェブロン・オフショア・タイランド)から、タイ・シャム湾に建設する天然ガス開発用プラットフォームとパイプラインを、設計から調達、製作、据付、試運転までの工事一式を受注したと発表した。工事はウェルプラットフォーム8基(デッキ、ジャケット、パイル、コンダクター、総重量約1万8000トン)の設計、調達、製作と現地据付、フィールド内海底パイプライン14連(総延長約60キロメートル)の設計、現地敷設。受注総額は約100億円で、04年7月完工の予定だ。

2002年の世界粗鋼生産は9億トンの大台を突破した。世界粗鋼は90年代後半、7億5000万トン台から8億トン弱で推移した後、00年には一気に8億4800万トン、01年も8億5000万トンとここ3年間で過去最高を更新してきた。主な要因は中国を中心としたアジアの急増によるもの。

日本造船工業会はこのほど、2002年度下期の造船鋼材購入予定をまとめた。下期予定は147万7948トン、上期比2・4%の微増。このうち厚中板は119万5073トン、同0・5%の微増。年度の購入量は、特殊鋼も含め292万1214トンになる見込みで、前年度比0・8%の微減。年度間の購入予定が微減になったのは、船票の関係と大型のVLCCが減っているためと見られる。鋼材購入予定は、会員18社を対象にしたアンケートをまとめた。