2003年01月31日
新日本製鉄は30日、取締役会開催後、新会長、新社長にそれぞれ就任が決まった千速晃氏と三村明夫氏がそろって記者会見した。千速氏は「1年前から社長交代を考えていた」とし、三村氏の「キャリア、見識、全社をリードする力」を新社長選出の理由にあげた。一方、三村氏は海外戦略について、アルセロールなどと国際アライアンスを進めてきた千速路線を踏襲し、それを「さらに拡大・発展させていきたい」との方針を示した。

ステンレス冷延鋼板のアジア向け輸出価格が上伸している。指標となる香港向けは、現在行われている旧正月前の商談で、トン当たり1500―1550ドル(SUS304、コイルベース、運賃込み)と、直近のボトム(11―12月)と比べ100―150ドル(7―11%)高い。1500ドル台に達したのは、昨年8月以来5カ月ぶり。

 主原料であるニッケルの高騰に加え、中国の鉄鋼セーフガードなどによって、各国ミルが輸出拡大を控えているためだ。日本ミル各社は、例年引き合いが増加する旧正月以降、さらに100ドル以上の上積みをめざす。



新日本製鉄など高炉各社は30日までに、韓国の大手リローラーとの第1四半期(実質2―4月積み)のホットコイル価格交渉を値上げで終えた。これで新日鉄の4月積み価格は前四半期比約20ドルアップのトン300ドル(FOB)となった。川崎製鉄など高炉他社も300ドル台乗せを達成した。

 現代ハイスコ、東部製鋼、ユニオンスチールの韓国大手リローラー3社向けのホット価格は、2002年第1四半期のトン180―190ドルを底に、2四半期から上昇トレンドを維持し、この1年間で115ドルアップしたことになる。



韓国のINIスチールは、2月1日出荷分からH形鋼の国内向け販売価格を3万ウォン値上げすると発表した。300X300サイズの工場渡し価格は、オントラックで42万8000ウォンになる。国内スクラップ市況の高騰分の転嫁を目的にしている。国内生産を二分している東国製鋼も同様2月からの3万ウォン値上げの方針。

ベスレヘム・スチールのスティーブ・ミラー会長は29日、インターナショナル・スチール・グループ(ISG)の資産買収提案について数日中にもISGと合意に達するとの見通しを明らかにした。ISG側との協議は継続中で、2、3日中にベスレヘムの役員会に諮ったうえ、ISGと資産買収合意に達する見込み。