2003年02月05日
住友金属工業は1―3月の鋼材輸出量を昨年10―12月比約10%削減する。昨年10―12月で7―9月比約20%減らしたが、アジア地区の需要動向などをにらみ、輸出価格改善を優先する方針から削減幅を拡大する。数量削減を背景に、2―4月積み薄板輸出商談で、FOBホット300ドル、冷延400ドル、表面処理鋼板500ドルの完全達成を図る。

冷間圧造用鋼線メーカーの大阪精工(本社=東大阪市中石切町5―7―59、澤田斉社長)が神鋼商事、中川特殊鋼との共同出資により設立した米国の冷間圧造用加工品メーカー、APT(エイケン・プレシジョン・テクノロジーズ、澤田斉社長)は、建設を進めていた工場建屋および事務所建屋がこのほど完成した。鍛造機など設備を導入し、現地の日系自動車メーカー向けを主体に、4月にも本格生産を開始する。



日本鉄鋼連盟まとめによると、2002年の全鉄鋼輸出は、前年比19・2%増の3632万トンとなり、76年に次ぐ過去2番目の高水準となった。国別では韓国、台湾、タイ向けが過去最高となり、また品種別では熱延広幅帯鋼、亜鉛めっき鋼板が過去最高を記録した。

 一方、全鉄鋼輸入は526万トンで、前年比13・6%減と、減少基調にある。とくに普通鋼鋼材輸入は284万トン、前年比21・7%減。直近のピークから半減、歴史的にも低水準にとどまった。



鉄スクラップの海外相場はいぜん上げ基調で推移している。指標の米国コンポジット価格(No.1ヘビー、トン当たり)は、1月第3週比2ドル高の直近109・50ドルまで値上がり。アジア向け米国スクラップ価格(No.1ヘビー、CIF)は、同比2―3ドル高の170ドル中心と強含んでいる。日本の輸出スクラップ価格は海外相場と連動する形で上昇しており、当面、輸出市況は過熱した状態が続く見通し。

韓国鉄鋼協会によると韓国の2002年の国内鉄筋需要は、1113万トンと過去最高を記録した。生産も97年以来5年ぶりに1000万トン台を回復した。実績見込みは1083トン、前年比10・6%の増加。過去最高は97年の1104万トンであるため、史上2番目の記録。輸入も30万トンに達したもようで、同426・3%の大幅増加。