2003年02月07日
日新製鋼のステンレス鋼生産拠点である周南製鋼所(山口)では本年度、2000年度下期比のコスト削減効果が89億円に達している。01年度を初年度とする3カ年の中期経営計画では、最終年度までに64億円のコスト削減を予定していたが、本年度上期中に40%の前倒し超過達成となった。来年度も、新設した7号電気炉の稼働によって、要員削減などのコスト削減効果はさらに拡大し、最終的には、00年度下期比で95億円(中計比48%超過)となる見通しだ。

JFEグループの川崎製鉄は6日、韓国・東国製鋼向け厚板用スラブの供給量を2005年度をメドに年間100万トンへ引き上げていく3年契約を締結した発表した。川鉄の02年度の東国製鋼向けスラブ供給量は約40万トンの見込み。川鉄は、NKKとの事業統合により4月にスタートするJFEスチールとして、05年度に向けて供給量を段階的に引き上げる。



日新製鋼は、本年度のステンレス鋼粗鋼生産量が、63万トン超に達する見通しとなった。東南アジア・中国地区のステンレス需要がおう盛であったことに、円安が拍車をかけ、日新の輸出量は大幅に増加。内需の低迷を補い、生産量は、これまで最高だった2000年度の63万トンを更新することとなった。



ベスレヘム・スチールは5日、インターナショナル・スチール・グループ(ISG)にほぼすべての資産を売却することで原則合意したと発表した。実現すれば、鋼材出荷能力が年間1600万ネットトンと米最大規模の高炉一貫メーカーになる。懸案のレガシーコストを取り除き、柔軟な労働慣行の労働協約を手にすることで、収益力でも強力な鉄鋼会社になりそうだ。

関東地区の線材製品メーカー各社は、2月から各品種で値上げに入った。材料の値上がりとともに重油など副資材価格が上昇し、収益が悪化しているため。昨年春に続く第2弾の値上げとなり鉄線、ナマシ鉄線、丸釘でトン2000―3000円の値上げを実施した。減産によって操業コストも上がっており、加工メーカーでは3月にも同様の幅で追加値上げを実施する方向だ。