2003年02月12日
国内の厚板メーカーのロールタイト化が進み、ここ十数年間ではなかった状況になってきている。メーカー各社は薄板などの製品に鉄源を優先、厚板自体の生産をあまり増やしていないことや、造船や大径管向けでロールが埋まっているため。さらに、輸入鋼材の入着が昨年から少なく、国内メーカーに店売りの申し込みが集中、増えたことによるもので、当面、この状況は解消されない見込みだ。

1月後半から騰勢を強めていた関東地区の小棒市況は、2月に入り、ベースサイズ中心値トン3万4000円を固め、なお強含んでいる。前月比1000円の上昇で、商社では3万5000円の成約も増えている。メーカー各社が原料高を背景に月初に値上げを行ったため、各商社は3万5000円に唱えをアップ。メーカーが来週17日に追加値上げを予定しているため、商社はさらに唱えを上げていく意向だ。



新日本製鉄は10日、9日に君津製鉄所の第4高炉を吹き止めし、改修工事に着手したと発表した。同高炉の土台部分などを残し、炉体鉄扉などを含め全面的に改修するもので、炉体冷却設備などを変更する。今回の改修で炉容積は5151立方メートルから世界最大級の5555立方メートルへと8%弱拡大され、コストダウン・省エネ・炉の長寿化などを図る。



新関西製鉄(本社=大阪府堺市、清吾修三社長)は2―3月契約分から、需要家向けひも付き平鋼の販売価格をトン当たり平均5000円値上げすることになり、需要家との交渉を開始した。鉄スクラップ高による採算悪化の改善を図るためで、店売りについても3月契約で値上げを実施したい考えだ。

日本メタルサイト(MSJ、本社=東京都中央区、石原将社長)は22日からサービスを停止すると10日、発表した。鉄鋼業界における電子商取引の浸透に予想以上に時間がかかり、十分な会員数の確保、および会員のニーズを満たす中長期的な事業展開が困難と判断したため。株主各社は、会社清算の方向で検討中。現在の会員数は450ID。