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2003年02月13日
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普通線材の需給ひっ迫=加工メーカーに危機感
・ 日新製鋼、ステン薄板の第3弾値上げ
・ 新日鉄と環境エンジ、土壌浄化システム開発
・ AKキャピタル、Hコイル年内再開も
・ 神戸製鋼、大型酸素圧縮機を受注
・ 日新製鋼、ステン薄板の第3弾値上げ
・ 新日鉄と環境エンジ、土壌浄化システム開発
・ AKキャピタル、Hコイル年内再開も
・ 神戸製鋼、大型酸素圧縮機を受注
普通線材の需給が近年になく、ひっ迫している。線材メーカー各社が、製品市況の改善を目的に、昨年9月に4―6月比10%の減産・引き受けカットを実施。高炉では薄板などへの鉄源優先の影響もあり線材生産が縮小、電炉は鉄スクラップの入荷難で生産量を落としている。加工メーカーでは材料手当てが窮屈となり、特に溶接金網の納期遅れが目立ち始めている。線材の需給タイト感は当面解消される見通しは薄く、「このままではデリバリーに支障をきたす恐れもある」(関東地区加工メーカー首脳)との危機感が高まっている。
日新製鋼は12日、2月契約分からステンレス薄板価格の再値上げを実施すると発表した。上げ幅はトン当たりニッケル系2万円、クロム系1万円。昨年2―3月積み、10―11月積みに実施した値上げに続く第3弾となる。ステンの主原料であるニッケルの価格が上昇しているため、再生産可能なレベルへの価格是正を進める。
新日本製鉄と同社グループの環境エンジニアリングは12日、重金属や揮発性有機化合物(VOC)、油などに汚染された土壌を効率的に洗浄、浄化する分級洗浄法による汚染土壌浄化システムを開発、実用化したと発表した。汚染土壌の洗浄工程で、システムの配管内で空気とスラリーを混合、乱流を起こし、泥水を研ぐように自動、自己洗浄、土粒子の汚染物質を剥離させる新技術を確立。多様な汚染物質に対応するとともに、処理水量も低減。設備全体の設置スペースを従来法の2分の1―4分の1にコンパクト化、処理費用も30%程度抑制できる。両社では2003年度で新システム事業を5―7億円とし、新日鉄の土壌浄化事業を倍増の20億円レベルに拡大する計画だ。
AKキャピタル・コンソーシアムと韓国の資産管理公社(KAMCO)は12日、AKキャピタルによる韓宝鉄鋼の資産買収契約書に調印した。買収金額は3億7700万ドル。詳細は伝えられていないが、関係筋によるとAKは「薄スラブ連鋳ミルの操業再開準備を直ちに開始する」考えを明らかにしており、ホットコイルの生産が年内に再開される可能性もある。またAKは、韓宝鉄鋼の事業を継承する新会社CEOに米ニューコアOBのG・ヒラー氏を指名、米ミニミル流の事業運営方式を採用する方針を示したとされる。1997年1月の倒産後、2転3転した韓宝鉄鋼の資産売却手続きがこれで完了、再建計画がいよいよスタートすることになりそうだ。
神戸製鋼所は12日、新日本製鉄から増速機内蔵の省エネ型大型酸素圧縮機を受注したと発表した。独・シーメンス社との協業による新圧縮機で、既存機種より電力消費量は25%低減できる。国内では初の受注で、新日鉄・君津製鉄所に導入する。納入、引き渡しは来年4月の予定。製鋼工程で使用する酸素供給では酸素工場の圧縮機が相対的に老朽化しており、これを契機に省エネ型への更新に対応し拡販に当たるほか、酸素、窒素の分離工程向けでガス業界などを対象に大型酸素圧縮機の新規需要を開拓、販路を広げていく。